伊東市議選は「時間と費用のムダ」 静岡市長が市長の議会解散権に制限が必要と指摘

 静岡県伊東市の田久保真紀市長が議会を解散したのに伴い行われた市議選について、静岡市の難波喬司市長は21日の会見で、「時間と費用のムダ」と苦言を呈し、「解散に対し何らかの制限を設ける必要がある」との見解を示しました。

 会見で難波市長は「地方自治法も想定の範囲内で作られているが、最近は選挙や政治の世界で想定していないことが起きている」と指摘しました。そして、伊東市のケースについて「(議会の解散は)法律の規定に基づいてはいる」としながらも「大義がない解散」だと指摘、「大義がない解散をする人がいることを前提に、制度を考えないといけない。解散権の制限を何らかの形で設ける必要がある」と法律の改正などの必要性を訴えました。そして、伊東市議選は「時間のムダ、費用のムダ」だったと断じました。

 

静岡市の難波喬司市長 21日
静岡市の難波喬司市長 21日