【速報】一度否決された市役所庁舎の移転に関する条例案を可決 静岡・三島市議会
一度否決された静岡県三島市の市役所庁舎の移転に関する条例案が市議会11月定例会で可決されました。
三島市役所の庁舎は建設から60年以上が経過し、老朽化による修繕費の増加などが課題となっています。
市は2015年に新庁舎の整備の検討を始め、今の場所に建て替えるか別の場所に移転させるかなど検討や検証を重ねてきました。
市は、概算の事業費が10億円ほど下回ることや利便性などから、市民アンケートを踏まえたうえで、現在の場所から1キロほど離れた「南二日町広場」に移転新築する方針を決め、基本構想を示しています。
地方自治法により、市役所庁舎の位置は条例で定めることになっているため、市は位置を「南二日町広場」とする条例案を市議会6月定例会に提出しましたが、賛成が1人足りず否決されました。
議員からは「説明不足」などと指摘が相次ぎ、市は市民説明会を開いたり、質問箱を設置したりなど、市民への理解を求めてきました。
市は、11月26日に開会した市議会11月定例会に条例案を再び提出し、出席議員の3分の2以上の賛成を得て、可決されました。
今後は基本構想をもとに基本計画の策定が進められます。
新庁舎は2031年度に供用開始する予定です。
