ヤングケアラーへの対応 養護施設入所の優先度が高くなるよう指針を見直す方針 静岡県
静岡県は5日の議会で、いわゆるヤングケアラーへの対応について養護施設入所の優先度が高くなるよう指針を見直すとしました。
5日も県議会ではひっ迫する静岡県の財政が議論となり、桜井勝郎県議は財政の見直しで、市と町への補助金減額や公共工事の負担率の引き上げがあるか質しました。それに対し知事は。
鈴木康友知事
「市町に対する県の交付金や補助率の引き下げ、公共工事に係る市町の負担率の引き上げにつきましては、来年度当初予算において、財政危機を理由として実施することは考えておりません」
一方、公明党の蓮池章平県議は県内に1万人以上いるという「ヤングケアラー」について質問しました。
公明党 蓮池章平県議
「ヤングケアラーが介護者の場合、介護の状況評価において、介護者が就労または学業などをしているため、介護は困難との項目には該当せず(特別養護老人ホームへの入居の)優先度が低くなる状況となっている」
これに県は今年度中に対応を見直すとしました。【
県健康福祉部 青山秀徳部長
「県では今年度中にヤングケアラーが主たる介護者としてみなされないことを明確にし、入所の優先度が高くなるよう指針を見直して参ります」

