相次ぐ首長スキャンダル⇒首長による議会解散 山下市長「政策以前の問題での解散は改めるべき」 静岡・伊豆の国市

 静岡県伊豆の国市の山下正行市長は定例記者会見で、伊東市長選の行方や首長の恣意的な議会解散権について言及しました。

 伊東市の近隣市町からも注目を集める伊東市長選挙。9人の候補者がいることから、再選挙も懸念されることを記者から聞かれた山下市長は「再選挙になるとまたお金がかかる。出来るだけ再選挙にならないよう、誰が見ても5月以降の半年間、伊東市の市政が不安定で混乱していたから、少しでも早く安定した市政が戻るように、回復されるように願っている」と話しました。

 そして広域防災などの連携に触れ、「これまで伊東市と我々は伊豆半島広域の取り組みをやってきた。それを進めるためにも早く市政が安定するように願っている」と述べました。

 また、市長の個人的な理由で解散権を行使することについて山下市長は「政策的な意見の違いで解散の手段を選ぶことはあると思うが、政策以前の問題で解散することについては改めるべきだ」

 さらに市長(首長)選挙の立候補者に対し、住所要件が無い事にも言及。「今の選挙制度が、本来あるべき首長選挙の実態にあっていない。できれば首長(選挙も)住所要件に入れた方が良いと思う。住所要件がないのは広く全国から優秀な人材が市長・首長になればいいという事で制度になっていると思うが、弊害が出てきている」と語り、何らかの制限をかけた方が良いという認識を示しました。

伊豆の国市役所
伊豆の国市役所
  • 駿河湾フェリー
  • 静岡クリスマスマーケット2025