原子力規制委員会が中部電力本店に立ち入り検査へ 静岡・牧之原市では原子力本部長らが謝罪
御前崎市の浜岡原発3・4号機の再稼働審査で判明した、データ不正問題。
中部電力は意図的に不適切なデータを選び、想定される地震の揺れを過小評価していた疑いが浮上しています。
14日開かれた原子力規制委員会では、再稼働に向けた審査を“白紙”にすることを正式に決定。
名古屋市にある中部電力本店に立ち入り検査を行うことも決まりました。
原子力規制委 長﨑晋也委員
「どこまで我々は中部電力を信用していいのかというのは当然ありますので、その点をしっかりと留意しながら進めていただければと思います」
原子力規制委 山岡耕春委員
「技術的な観点から言うと、今回どの程度過小評価になったかということもぜひ明らかにしていただきたい」
また、中部電力に対して、原子炉等規制法に基づく「報告徴収命令」を出し、不正が起きた原因や経緯、再発防止策などについて、報告を命じました。
原子力規制委員会としての検査は今月中に開始するということです。
原子力規制委員会 山中伸介委員長
「やはりこれは中部電力全体の問題だと私自身は考えておりますので、全社的に徹底的に検査をするように指示したところでございます」
14日浜岡原発の周辺自治体では…。
中部電力 豊田哲也原子力本部長
「地域の皆様に多大なるご心配ご不安をお掛けしましたことを、本当に心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」
牧之原市長に謝罪したのは、中部電力の原子力部門のトップです。
牧之原市 杉本基久雄市長
「これまで築いてきた信頼関係を覆す本当に由々しき事態。安心安全をしっかり担保していただかないと困りますし、市民も大きく不安を抱えております」
浜岡原発がある御前崎市に隣接する牧之原市。
事前に避難計画を作成する必要がある5キロ圏内には、およそ1万1000人が暮らしています。
牧之原市 杉本基久雄市長
「信頼性が失墜しているので事業者の説明だけでは全く理解、納得できるものではないと思っている。」
15は中部電力の林欣吾社長が御前崎市や牧之原市を直接訪れ、今回の問題について謝罪する予定です。
鈴木知事は
原子力規制委の対応方針が決まったことを受け、鈴木知事も取材に応じました。
鈴木知事
「審査の前提条件が崩れたので、一度ストップして、もう一回見直すことは、まさに妥当なことだと思います。国としてしっかりやっていただきたいとに思います」
