静岡県の人口今後15年で40万人減少の見込み 高校再編や県有施設の削減など県が2040年に向け適応策まとめる

静岡県は人口減少は避けられないとして、2040年に向け人口減少への適応を進める基本指針を発表しました。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計で、静岡県の人口は2025年の351万人から2040年にはおよそ40万人減り、312万人となる見込みです。

 静岡県はこうした推計から人口減少は避けられないとして、2025年5月からプロジェクトチームを立ち上げ、11月には県内11市町からヒアリングを行い、2026年1月には 若手職員から意見を聞き、人口減少への適応対策」を示す「2040基本方針」をまとめました。

 基本方針では2040年には生産年齢人口がおよそ2割37万人減少し、労働力が不足するほか、松崎町や西伊豆町、川根本町や浜松市天竜区で人口が3割以上減少するなど、地域間の人口格差が拡大するとされています。

 これに対応するため、現在89校ある高校を60校程度に再編することや、2040年には9割が老朽化するとされる県有施設の削減など、影響がある12の施策分野について方向性を示しています。

 県は人口減少が先行する賀茂地域で具体的な方策を検討する新たな専門部会を近々設置し、東部・中部・西部では2026年度中に地域ごとの指針を策定したいとしています。

 静岡県によりますと、人口減少に対し県単位で適応策をまとめた指針は全国的にも珍しいということです。

若手職員意見交換会の様子【静岡県提供】
若手職員意見交換会の様子【静岡県提供】