日本最古の公営住宅「羽衣団地」の入居者が決まる 静岡市が3世帯を移住者向け住宅としてリフォーム

 静岡市は移住者を増やすため、市営住宅を移住希望者に長期間貸し出す事業を行っています。入居者を募集していた3つの団地のうち、日本最古の鉄筋コンクリート造の公営住宅として知られる「羽衣団地」の3世帯について、入居者が決まったことが分かりました。

 静岡市の移住者向け住まい提供事業は、これまで市営団地を「おためし住宅」として移住希望者に2週間貸し出していました。しかし、期間をもう少し長くしてほしいとの声があったことから、今回、期間を半年以上、最長2年まで延ばして募集が行われていました。対象となっていたのは市内3つの団地。

日本最古の団地「羽衣団地」の入居者は一番最初に決まったそう
日本最古の団地「羽衣団地」の入居者は一番最初に決まったそう

 葵区の「羽衣団地」は1948年に建設された、日本最古の鉄筋コンクリート造の公営住宅であり、歴史的価値の高い団地です。移住者向け住宅となるのは3世帯。室内の食器棚などできるだけ当時の雰囲気を残したビンテージ感のある2Kの復元型住宅2世帯と、2部屋を1部屋に改造した2K+2Kのワークスペース付き住宅の1世帯です。

 静岡市では2番目の規模の団地となる駿河区の有東団地は、2世帯が移住者向け住宅となっています。 もともとは親と子の2世帯で住むことを想定した住宅でしたが、1LDK+1Kのワークスペース付住宅にリフォームされました。

 部屋の間取りが2LDKと3LDKで、家族向けの住宅となっている清水区の清水船原団地は、5世帯が移住者向け住宅となっています。

羽衣団地は昔の雰囲気を残してリフォーム
羽衣団地は昔の雰囲気を残してリフォーム

 募集は静岡県外に居住する人を対象に、2025年12月から先着順で行われました。静岡市によりますと、3月上旬までに、羽衣団地3世帯と有東団地2世帯の入居者が決まったということです。

有東団地の2世帯も入居者決定
有東団地の2世帯も入居者決定

 残る清水船原団地については2世帯が決定。残りの3世帯はまだ募集中ですが、現在、内見の予定が入っていて、近日中にすべての入居者が決まる可能性があるということです。

 現在決まっている7世帯の入居者は合わせて11人。年代は20~50代で東京都、愛知県、京都府などから移住してくるということです。
 
 移住者向け住宅は市営住宅とは別の扱いなので、家賃は市営住宅よりやや高めです。最低半年以上居住することや町内会に加入することなどの条件が設けられています。入居は早ければ4月から始まるということです。

清水船原団地の3世帯は募集中
清水船原団地の3世帯は募集中