イラン情勢によりナフサの供給が滞り住宅業界にも影響 特に大きな影響を受けているのはユニットバス
海峡の通航をめぐる緊張は、一段と高まっています。韓国外務省は、ホルムズ海峡で韓国企業が運航する船舶が爆発したと発表。被弾したとの情報もあります。
●イランメディア:
「イランはアメリカ軍のフリゲート艦を攻撃しました。ミサイル2発が命中して、フリゲート艦は海域から引き返しました」
4日、イランメディアはホルムズ海峡を通過しようとしたアメリカ軍の艦船がイラン側の警告を無視したため、攻撃対象になったと報じました。これに対し、アメリカ側は「攻撃は命中していない」と否定しています。
いまだ“開放”の見通しが立たない、ホルムズ海峡。双方の対立が激しさを増す中、県内の家づくりにも影響が出ています。
●アイ工務店 松浦光揮さん:
「家を造れなくなるのが最悪な事態」
静岡市にモデルハウスを構える、大手ハウスメーカーの「アイ工務店」。この連休中、すでに契約済みの家族が打ち合わせに訪れていました。
●契約済みの家族(夫):
「お風呂はどっちか決まりましたか?」
焼津市に戸建て住宅を建設する、こちらの夫婦。念願のマイホーム、お風呂にもこだわりがありましたが…。
●契約済みの家族(妻):
「元々(ユニットバスを)1つのメーカーに決めていたが、発注がかけられないとなったので、他のメーカーも見に行って…。自分たちが一番いいなと思っていたものになるか不安」
イラン情勢による供給の不安定さのあおりを受けて、家づくりに納期が間に合うメーカーへの変更を検討する事態に…。
●アイ工務店 松浦光揮さん:
「ナフサの供給が滞っていることで、お風呂、トイレなどが住宅業界全体で不足している状態」
様々な石油化学製品の基礎原料となる、ナフサ。政府が年明けまでの需要量を確保したとする一方で、流通の目詰まりが課題となっています。
住宅業界で、特に大きな影響を受けているのがユニットバス。先月、大手メーカー2社が新規受注を停止。その後、製造は再開したものの、まだ新規の受注は再開しておらず、供給体制に大きな支障が出ているといいます。
●アイ工務店 松浦光揮さん:
「どのくらい発注できるかは、まだめどが立っていないので、かなり不安なところ」
供給の不透明さに加えて、建築資材の大半が値上がりし、住宅価格の上昇も避けられない状況に、一部では、契約を前倒しする人も出ているそうです。
この日、見学に訪れていた人も…。
●家づくりを検討中(20代):
「3~4年後に建てようと思っていたが、そんなに待っている時間もなさそうと思ったので、今すぐ建てようと思って、早めた。トータルでどのくらい(価格が)上がるのか気になる」
●家づくりを検討中(20代):
「家を買うと決めたのが去年だったが、まさかこんなになるとは予想していなかったので、どのくらい(価格が)上がるのか心配です。物価もすごい上がっていて、給料も上がらないし、今後どうなっちゃうんだろうって心配はありますね」
ハウスメーカー側も、早めの発注などの対応に追われています。
●アイ工務店 松浦光揮さん:
「早めにこの状況が解消され、部材の安定供給が再開されるとうれしい」