静岡県とJR東海がリニア開業に向け連携を確認 トップ会談で確認 そしてリニア開業はいつごろか?
重要な局面を迎えているリニア新幹線の静岡工区。きょう1日は静岡県とJR東海のトップ会談が行われました。果たして、年内着工の可能性は。
県庁の知事室に詰めかけた、多くの報道陣。そこにJR東海の丹羽俊介社長が、大井川流域自治体などで開いた住民説明会について、報告に訪れました。
JR東海 丹羽俊介社長:「合計で1137人の地域の皆様にお越しをいただきました。この22回すべてで県職員の方にご同席いただきまして、大変丁寧に現地で対応していただきました。ご同席いただけたことで地域の皆様もご安心いただけたと思っております」
静岡県 鈴木康友知事:「初めてお越しになる住民の方もたくさんいらっしゃったということで、一定の理解が進んだと思っております」
リニア開業に向けて、大きな局面を迎えています。きょうの会談を経て、鈴木知事は7日にも、静岡工区の「着工容認」を正式に表明する見通しです。リニア新幹線工事における“最難関”とも言われる南アルプストンネル。長さ25キロ、山梨県、静岡県、長野県にまたがり、そのうち8.9キロが静岡工区です。
「静岡工区で着工できなければ開業が遅れる」として、2020年に実現したのが、リニア問題をめぐる“最初のトップ会談”でした。
JR東海 金子慎社長(当時):「静岡県のせいだと申し上げているのではなくて、一番長い工区に関わるので最初に締め切りが来てしまう事情で、切迫感から申し上げていること」
JR東海は、静岡工区の完成まで「10年以上かかる」としていて、品川-名古屋間のリニア開業は、最短でも2036年ということになります。
鈴木知事との会談を終えて、取材に応じた丹羽社長。県と地域振興に関する覚書を交わすことを明らかにしました。
JR東海 丹羽俊介社長:「中央新幹線の開業に向けまして、静岡県と相互に連携協力して地域振興に取り組んでいくことを双方で改めて確認しますとともに、この内容を文書で取り交わすことについて話をさせていただきました。具体的な内容はこれから実務的に調整していくということになります」
Q.「年内着工」は現実的?
A.「これは知事の判断がございますので、私からコメントするのは控えさせていただきたいと思いますけど、私どもとしては静岡工区に1日も早く着手したいと考えておりますので、様々な地域の理解を得る取り組みを引き続き真摯にやってまいりたいと思います」
JRによる地域振興について、鈴木知事は…。
静岡県 鈴木康友知事:「当然私どもとしても望むところでございますので、今後中身等につきましては両者でしっかり詰めて、業務協定を締結していきたいと思います」
静岡県 鈴木康友知事:「河川法とか盛土規制法等の手続きについても詰めの段階に入っていると聞いておりますので、それをしっかり確認した上で最終的な判断につなげていきたいと思っています」