城内実大臣が「航空宇宙分野」で静岡に期待 高市政権が掲げる17の戦略分野の一つ 清水町にもすごい企業が
日本成長戦略で高市政権が掲げている17の戦略分野の一つ、航空宇宙分野。先ほど番組に生出演した城内実経済財政担当大臣が静岡への期待感を語りました。
さきほど、「とびっきり!しずおか」にスタジオ生出演した城内実経済財政担当大臣。言及したのは高市総理肝入りの成長戦略についてです。
6月、打ち上げられた国産の大型ロケット「H3」6号機。失敗から半年、超小型衛星6基の予定軌道への投入に成功しました。以前の主力ロケット「H2A」の半分の費用で開発され、国際競争力の強化も期待されています。実はこのH3ロケットを支えるエンジンに、静岡の技術が…!
●堀優奈アナウンサー:
「こちらがロケット部品などを製造する工場です。日本の宇宙産業を支える技術がここで生み出されています」
およそ40年前から航空機や宇宙関連の部品を製造する、清水町の「エステック」。高い技術力で、日本の宇宙産業を支えています。「エステック」の部品が使われているのが、H3ロケットのメインエンジンで燃料の量などを調整する「バルブ」や、噴射器内部の主要部品を手掛けています。
そのモノづくりの現場を取材しました。
●エステック 鈴木誠一社長:
堀アナ「こちらではどんな作業をしている?」
鈴木社長「ここでは「手仕上げ」をやっていて、ネジのバリを手作業で取っている」
金属を加工する際に生じる「バリ」と呼ばれる、突起やトゲ。1000分の2~3ミリまでを機械加工で整え、削り取って仕上げる工程は、手作業で行われているんです。こちらはロケットの部品ではありませんが、同じ技術が生かされていて、熟練の技が欠かせないといいます。
●エステック 鈴木誠一社長:
「空飛ぶものは軽くしなければいけないので、(部品が)非常に薄くなっている。バリも大きく取ればいいわけではなく、取り過ぎると壊れてしまうので、非常に難しい作業をしている」
高い精度が求められるのは、検査の工程でも…。
●エステック 鈴木誠一社長:
「ちりやごみが付いていると何ミクロンと誤差が生じるので、その何ミクロンのちりを取っています。(一般的な製品は)100個あったら10個検査すればいいが、航空宇宙は全数検査なので全部検査する。失敗が許されない業界」
1000分の数ミリの誤差が重大トラブルにつながりかねない、宇宙産業。
●検査員:
「ちょっとしたミスで大きな事故につながってしまうこともあるので、ミスが起きないように一個一個取り組んでいる。自分たちが作った製品がロケットに使われて打ち上がるのはやっぱりやっていてよかった」
日本成長戦略の一角に位置付けられる、宇宙産業。H3ロケットの打ち上げ成功を受け、城内大臣を表敬訪問していました。
●エステック 鈴木誠一社長:
「美術品みたいに最終的には手作り。皆さんの手で仕上げる」
●城内実 成長戦略担当大臣:「研磨とかそういうのは?」
●エステック 鈴木誠一社長:「そうですね」
●城内大臣:「最後は職人の手の感覚・・・」
●鈴木社長:「そうですね」
城内大臣は、静岡県内での宇宙産業の発展に期待感を示しました。
●城内実 日本成長戦略担当大臣:
「航空宇宙分野は、まさに日本のこれからの成長。豊かな日本を作る一丁目一番地がAI・量子・航空宇宙ですから。そこをぜひ伸ばしていただきたい」
●エステック 鈴木誠一社長:
「静岡県はなかなか航空宇宙をやっているところがない。だからこそ伸び率がかなりあるので、静岡を航空宇宙の城下町としてやっていければ」
航空・宇宙産業での技術を生かし、見据えるのが…。
● エステック 鈴木誠一社長:
「今後は医療機器に参入していこうと思っている。何ミクロンの(技術が)使えるかなと」