製紙工場が多く立地する静岡・富士市の金指市長「企業と連携して、安全対策に取り組む」熊本地震で製紙工場の煙突の倒壊うけ
熊本地震で倒壊した、製紙工場の煙突。製紙工場が多く立地する富士市の金指市長は、「企業と連携して、安全対策に取り組む」としています。
地震発生直後に煙突が倒壊した、日本製紙の八代(やつしろ)工場。
●日本製紙 瀬邊明社長:
「亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともにご遺族の皆さまに、心よりお悔やみを申し上げます」
会社はきのう会見を開き、被害の詳細について説明しました。
今回の事態を受けて、県内にある全国有数の「紙のまち」からは…。
●富士市 金指祐樹市長:
「本市にも製紙工場がたくさんありますので、同じような地震が起きた時に同じことが起きては当然皆さんの命を守れません」
懸命に続いた、救出活動。しかし、9人が犠牲となりました。
地震発生直後に煙突が倒壊した、日本製紙の八代工場。地震によって損傷したのは、5つある煙突のうち、3つ。そのうちの折れた1つが、2階建ての建物を直撃したといいます。亡くなった従業員6人は、当時、デスクワークをしていたといいます。
日本製紙によると、折れた煙突は鉄筋コンクリート製で、1970年に建設されました。
●日本製紙 山邉義貞八代工場長:
「今回倒壊した煙突については、2006年、その前1997年に点検している。熊本地震が起きて、その後補強工事をやっている」
Q.会社として煙突は耐用(年数)あと何年という(認識)は持っていなかった?
「そういうことになります」
製紙工場が多く立地する、富士市。きょう定例会見を開いた、金指(かねざし)市長は…。
●富士市 金指祐樹市長:
「本当に痛ましいことだと思っております。本市にも製紙工場がたくさんありますので、同じような地震が起きた時に同じことが起きては当然皆さんの命を守れませんので。(熊本の)調査結果が出て、情報がわかり次第、我々としても企業と連携して安全対策・安全確認を行っていけたらと考えております」
全国有数の「紙のまち」でもある富士市。市内には30メートル以上の煙突が33本、中には100メートルを超える煙突も…。
富士市は6日付けで、煙突を所有する事業者を対象に、点検の実施のほか、撤去工事には補助金制度があることを呼びかけました。
●富士市 金指祐樹市長:
「煙突のサイズによっても色々な要素があったり、企業によっても状況が違いますので、それぞれの企業に確認しながら何ができるか考えていきたいと思っています」
きょうで、地震から10日目。
●災害ボランティアセンター:
「暑いがボランティアさんいつもよりも多く50人近く来ていますので。エイエイオー!」
徐々に拡大しているのが、被災地でのボランティアの受け入れです。ファン付き作業服を着るなど、暑さ対策をした上で、壊れて使えなくなった家具などを運び出します。
●住民(79):
「私は足があまりよくないから(物を)抱えることができない。本当にありがたい」
●山梨からボランティア:
「山間部でお年寄りも困っている方いらっしゃって、需要があると思い、自分で判断してきました」