【J1復帰へ】前回対戦ハットトリックの清水・中山克広「全部ホームという雰囲気を作ってくれる。力を借りたい」サポーターと共闘誓う
清水エスパルスは17日、21日のいわきFC戦にむけて練習を再開、静岡市内で約2時間にわたってトレーニングを行った。
右サイドでの出場が有力の中山克広選手はいわきFCと前回対戦した際に(清水9-1いわき)自身初のハットトリックを達成した相手。「いいイメージはある。前から来る相手に苦手意識はない」とシーズンダブルを誓った。
14日の紅白戦でも背後のボールに抜け出す“らしい動き”で先制ゴールを決めた。「右サイドは熾烈、(岸本)武流も(西澤)健太もそれぞれ特長がある中で、自分にしかできないものがあのシーンだった。」とチーム内競争や危機感がコンディション維持につながっている。
J1自動昇格へ残り4試合で清水は現在2位。3位東京Vと4位磐田との勝点差はわずかに2。落とせない21日はアウェーでの戦いとなるが「残りの試合は全部の試合、正直ホームだと思うくらいの雰囲気を(サポーターが)作ってくれる」と中山。
衝撃を受けた試合が9月17日のアウェーでの金沢戦(清水3-0金沢)。「バスを降りてグラウンドに入った瞬間に、(スタンドが)サポーターで埋まっていて『うわ、なんだこれ』って。すごいワクワクしました」と感心しきり。「ほかのチームにはないものをサポーターがくれるので、そこは存分に力を借りたい」と、残り4戦、オレンジサポーターとともに必ず昇格をつかみ取る。