完食できるか…限定販売『熱海富士のまかない丼セット』　ごはん１．２ｋｇの焼き肉丼にみそ汁代わりの半ラーメン　静岡・三島市

白鳥衛記者：「九州場所でも優勝争いをした熱海富士。高校時代にはコチラの三島市の食堂で下宿をしていました。そんな熱海富士の活躍を讃えて、スペシャルメニューを提供しているということです」

　熱海市出身の熱海富士。まだ２１歳という若さながら、２場所連続で優勝争いをするなどその活躍ぶりは相撲ファンも注目しています。そんな熱海富士が全国屈指の強豪校、飛龍高校に入学した際におよそ半年間下宿していたのが三島市の食堂「しんちゃん」です。

　店主の杉山信二さんや女将の美香さんは恩師であり、両親のような存在。おとといの千秋楽でも食堂におよそ３０人の地元の人らが集まって熱海富士を応援しました。

　前回、９月場所が終わった際にも食堂を訪れていた熱海富士。その時に食べたのはスペシャルメニューの「さくちゃん定食」でした。ごはん４合に大盛の焼肉とから揚げ、さらにラーメン２玉をぺろりと食べたといいます。

　そんな、「しんちゃん」で２７日から１週間限定で提供を始めたのが…

杉山美香さん：「はいお待ちどうさま『熱海富士のまかない丼セット』です」

白鳥記者：「これが賄い丼セットですか。量がすごいですね」

　丼に並々盛られた焼肉。ごはんはその量、およそ１．２ｋｇ。さらにみそ汁の代わりに半ラーメンがついて７７０円とお得なセットです。

白鳥記者「お米の量と器の大きさ分かりますかね、ちょっと手がぷるぷるしちゃうんですけど。焼肉丼セットと半ラーメンがつくと」

杉山美香さん：「熱海富士は半ラーメンじゃないの。ラーメン１玉、２玉食べているの。それに加えて。食べるの強かったよ。相撲も強いけど」

白鳥記者：「お米がすごいですね、お肉から頂きます。焼肉のたれが甘くてご飯が進みそうな甘辛な味がいいですね」

　２７日から熱海富士の年齢に掛けて１日限定２１食で提供が始まった「熱海富士のまかない丼セット」。お客さんも大満足の様子です。

お客さん　函南町６０代：「限定と言うことで食べてみたいと。静岡の力士なので、ご飯を半分くらいにしてもらって、そうでないと食べきれないので」

お客さん　函南町５０代：「熱海富士が健闘したのを見て、同じものを食べたいと思い来た。これで少ないという事なので、普通盛だったらどうなってしまうのかな。次の時には、ぜひ優勝目指して頑張ってもらいたいと思う」

杉山美香さん：「熱海富士ってすごいんだなって。皆さんね、熱海富士のファンですという方もいらっしゃるし、すごいなと思う。それだけ皆さんに愛されているんだなと思う」

　ちなみに記者は、ラーメンは完食したものの、焼き肉丼は半分ほど食べたところでギブアップ。食べきれなかった分は、持ち帰りました。

　「熱海富士のまかない丼」。２８日の販売分は午後１時半に完売したといいます。スペシャルメニューを食べられる最後のチャンスは１２月１日です。