4度目の五輪出場目指す飯塚翔太(静岡・御前崎市出身) 静岡国際陸上への意気込み語る

 5月3日、静岡県袋井市のエコパスタジアムで行われる静岡国際陸上。4度目のオリンピック出場を目指す、御前崎市出身の飯塚翔太選手が意気込みを語りました。

飯塚:
「地元で、しかもレベル高いんですよね。ほぼ日本選手権と同じメンバーが集まるんで。しかも知ってる子供たちとか、監督、先生、コーチ、いっぱい来るんで、特別な試合ですよね」

 専門の200mのシーズン初戦は、ほぼ毎年、静岡国際陸上を選んでいる飯塚。この大会はこれまでいろんな気づきを与えてくれたといいます。

飯塚:
「おととし一個きっかけになったんですよ。200のレースのきっかけになったんですけど。ちょっと足の調子が悪くて、スタートから思うようにスピード上げられなかったんで、だいぶゆったりとして入ろうっていうプランをコーチと考えてて。そうすると歩幅が伸びるんですけど、それが20秒34っていう記録に出て」

 静岡国際のレースを通じて、歩幅の大きなダイナミックな走りが自分に合っていることに気づいた飯塚。100mに出場し、シーズン初戦となった先月の出雲陸上では、見事優勝を果たしましたが、その歩幅の伸びに課題を残したそうです。

飯塚:
「中盤からずっと足の回転が同じ、歩幅が一緒で、小さいんですよ、動きが。ベストよりも2歩くらい多いんですよ、歩数が。そこが今課題となってるんで、そこが伸びしろですね」

 今年はオリンピックイヤー。4大会連続の出場を勝ち取るために参加標準記録の20秒16のクリアが最初の目標になります。

飯塚:
「見えそうで見えなくて、まだ。行けそうだし、行けなそうだしっていう感じですけど。でもそれくらい出さないとオリンピックで戦えないので。準決勝でそのタイムを出すともしかしたら決勝残れるかもしれないので。目標としないといけないタイムですよね」

 オリンピック出場のためにもうひとつクリアしないといけないのが、6月の日本選手権に勝つこと。3日の静岡国際陸上は記録を狙いながらも勝負にこだわった走りをしたいと話します。

飯塚:
「直線入って120、残り80のところで切り替えて、思いっきり直線を走ってゴールするっていう。思いっきり走って、フィニッシュ駆け込んで、勝ちたいですよね」

飯塚翔太選手