【J1】清水・北川航也が左右サイドハーフで好クロス連発「書いておいてください」 16日に因縁の東京Vと開幕戦

 清水エスパルスが11日、静岡市内で開幕前最後の公開練習を行った。午前と午後の2部練習、午前練習ではハーフコートのミニゲームでは、熊本・大津高校のルーキー嶋本悠大が豪快なミドルシュートを突き刺すなど、訪れた約300人のサポーターを沸かせた。
 
 3年ぶりに戻ってきたJ1の舞台。16日の開幕戦の相手は2023年12月2日の昇格プレーオフ決勝で直前に1-1のドローに持ち込まれて昇格を逃した因縁の東京V。

 その試合ピッチに立っていたFW北川航也(28)は「結果的にJ1に昇格できなかった試合。その悔しさがあったからこそ去年J2優勝という結果になったと思う。あの試合はみんな忘れていないし、開幕戦がものすごく大事な試合になることはわかっている」と因縁の試合へ気を引き締めた。

 先週には2年連続のキャプテンを託された日本代表経験者は、きょうのミニゲームで本職のFWに加えて左右のサイドハーフで両足から好クロスを連発。昨季J2で12ゴールをあげた”ストライカー”は「(Qサイドハーフ?)あ、ぜひ書いておいてください。クロスをあげていました。作戦ですね」と不敵な笑み。2018年のJ1での13ゴールを上回るキャリアハイを目標に掲げる背番号23は、すでに戦闘モードに入っている。

北川航也選手
北川航也選手