陸上日本選手権男子1万メートルで静岡県熱海市出身の鈴木芽吹選手が優勝 9月東京開催の世界陸上出場に望み
陸上の日本選手権男子1万メートルで静岡県熱海市出身の鈴木芽吹選手が優勝しました。
9月に東京で行われる世界陸上の選考も兼ねた日本選手権。
静岡県勢では、いずれもトヨタ自動車所属でパリ五輪の1万メートルに出場した浜松市出身の太田智樹、駒沢大学で活躍した熱海市出身の鈴木芽吹の2人が出場しました。
雨の中19人が縦1列になった序盤。
太田と鈴木は後方からのレース展開。
そして半分の5000メートルでレースは動き、2人も先頭集団に食らいつきますが、有力候補とおもわれた太田が遅れ始めます。
一方、先頭集団の中で3位につけると、残り1000メートルとなったところでラストスパート。
去年の日本選手権で優勝した葛西の猛追を振り切って鈴木は27分28秒82で見事優勝。
参考標準記録には及びませんでしたが、9月世界陸上出場に望みをつなぎました。
鈴木芽吹選手:
「きょう勝てなかったら一生勝てないだろうなってくらいの気持ちで走りました。まだ僕は日の丸をつけて走ったことはないので、今回の東京の世界陸上もそうですけど、一個一個を大事にレースをこなしていきたい」
