J1清水エスパルスはアウェーで2点差をひっくり返す劇的な逆転勝利

 明治安田Jリーグ3戦連続勝利の無いエスパルスはアウェーで横浜Fマリノスと対戦。

 8連戦の終盤中3日での試合に加え、出場停止も重なり先発5人を入れ替え、乾や北川がベンチスタート。

 前半を無失点で終えたいエスパルスでしたが、藤枝明誠出身の遠野に先制点を奪われ、 ゲームプランが崩れます。

 秋葉監督は後半開始から乾、北川らを投入。

 システムを変更し、攻撃的な布陣に

 乾は相手の間に顔を出しボールを受けると、積極的に持ち上がってチャンスを作ります。

 前半とは違う攻撃のリズムをもたらすと…。

 さらに一点を失い、迎えた後半9分でした。

 反撃の狼煙は、この人の左足から。

 美しいカーブを描いた芸術的なフリーキック。
 
 1点差に迫ると…。

 存在感を増したのが、乾。

 サイドで起点となり、北川の決定機を演出します。

 北川はその5分後にも見せ場を作りますが、決め切ることができません。

 26分コーナーキックのキッカーを務めたのは乾。

 鋭くゴール前に入り込んでくるボールに相手選手が思わずオウンゴール。

 これで同点に追いつきます。

 この試合の主役はやはり、この男でした。

 37分、乾が左サイドからドリブルで持ち込み、この位置から、右足一閃。

清水エスパルス 乾 貴士選手:
「何本か(シュートを)打たなかったことで、(GKが)打ってこないと思ったと思うので、逆がとれた」

 チームの大黒柱が導いた2点差をひっくり返す、アウェーでの大逆転劇。

 今季初の逆転勝利で、4試合ぶりの勝ち点3です。

(おめでとうございます)

秋葉忠宏監督 
「アウェーなので小さくTHIS IS FOOTBALL。我々らしく後半よみがえり、清水エスパルスはこういうフットボールだというのを見せてくれたので、これを90分間続けられるように、また中3日で福岡戦があるのでいい準備したい」

石田和外アナウンサー
石田和外アナウンサー