ひろみちお兄さん「親子体操は子どもの運動能力向上だけでなく親のメンタルヘルスにも効果」 静岡・伊豆市

2024年、難病を患った体操のひろみちお兄さんこと佐藤弘道さんが、伊豆市で親子体操教室を開きました。
3回目となる親子体操教室はこれまで5歳児が対象でしたが、好評のため3歳児にまで対象を広げて開かれました。
修善寺東小学校にはおよそ250人の親子が集まり、楽しく、触れ合いながら体を動かしました。
健康にみえるひろみちお兄さんですが、2024年6月、脊髄(せきずい)梗塞を発症し、下半身麻痺となり活動を休止。リハビリによって歩けるようになりましたが、今も下半身の神経はなく、しびれてバランス感覚も取れない状態だといいます。
1月、青森県で親子体操教室を再開し、この日の教室は復帰以来、2回目の開催となりました。
●佐藤弘道さん:
「足の指をたくさん動かすと、つまずいた時に踏ん張れるようになります。こういう遊びをすると転倒予防にも繋がりますので、足の指がしっかり使えるように頑張ってください」
また、ひろみちお兄さんは「手と足を使う遊びは、ジャングルジムなどの遊具から落ちないようになる」など運動の効果などを親に説明しながら指導していました。
●参加した父親:
「普段こういう遊びをやる機会がないので、アドバイスを頂けると家でもやってみたいと思いました」
●参加した男の子と母親:
「楽しかった」
「バランスがすごく難しくて、子どもといっぱい遊べてすごく楽しかったです」
医学博士でもあるひろみちお兄さんは、「親子体操は子どもの運動能力の向上だけでなく親のメンタルヘルスにも影響を与える」と指摘します。
●佐藤弘道さん:
「親の育児ストレスや抑うつ度、うつ病の点数を下げたり、睡眠の質を上げるっていう効果。実は親の方が、すごく運動面や体力面、精神面に関しても効果があるので、ぜひ親子体操は続けてほしいと思います」