全国高校野球選手権 聖隷クリストファーが甲子園初勝利 800人の大応援団の声援が後押し
続いては高校野球です。甲子園初勝利をあげた聖隷クリストファー。その激闘を振り返ります。
10日 明秀日立との初戦を迎えた聖隷クリストファー。スタンドからは、およそ800人の大応援団が選手を後押しします。その中には、甲子園出場が叶わなかったキャプテン逢沢選手の姿も。
初回からチャンスを作った聖隷打線。ノーアウト1塁の場面で送りバントを成功させると、その後、ランナーを3塁に進め4番・渡部。繋ぐ野球で先制に成功します。
そのウラ、先発を託されたのは、エース高部陸投手。しかしその初球―。ヒヤリとする立ち上がりでしたが後続を打ち取り無失点で切り抜けます。
3回 2アウトランナー3塁とピンチの場面。カウント、2ストライクと追い込みますが…。なかなか打ち崩せませんが、笑顔を絶やしません。そして10球目―。スライダーをレフト前に運ばれ失点。ですが、ここで崩れなかった高部投手は、後続を打ち取り追加点を許しません。
硬直状態が続き試合は、6回。ここでも送りバントを成功させ着実に攻める聖隷打線。そして1アウト満塁で勝ち越しのチャンスに6番・江成。内野ゴロの間にランナーが生還し勝ち越し点をもぎ取ります。
試合終盤、ノーアウトランナー1塁で送りバントを成功させるとさらにヒットでチャンスを広げ1アウト3・1塁とします。そしてー
●実況:
「スクイズ…セーフティにやってきました!これが1球で決まった!」「大きな3点目は、スクイズでとってきました聖隷クリストファー!」
この試合で幾度となく見せてきた繋ぐ野球で追加点を挙げこの回、3点を奪います。

迎えた最終回のマウンドも危なげなく抑え、1失点完投で甲子園初勝利へと導きました!
● 高部投手:
「観客も多くて緊張する部分もあったんですけど楽しんで投げられたのでよかったと思います。」
「一戦一戦、自分はバッターに集中して一人一人打ち取っていけるようにしたいです。」
