エスパルスに長身センターバック・キム・ミンテ加入 会見は日本語で対応「失点を減らしたい」と決意

 湘南から清水への期限付き加入が発表されたDFキム・ミンテ(31)が19日会見し、「失点を減らしたい」と決意を語った。早ければ23日の福岡戦で出場する可能性がある。

 現在31歳のキム・ミンテは身長187cmの長身センターバック。韓国の大学を卒業後、日本のJリーグでプロキャリアを積んできた異色の選手で、これまで仙台、札幌、名古屋、鹿島、湘南と渡り歩き、清水がJ6クラブ目。J1通算219試合出場7得点。2016年のリオデジャネイロ五輪には韓国代表メンバーに選出されている。今季も湘南で主に3バックの真ん中でリーグ戦15試合に出場していたが、7月5日の神戸戦(0-4で敗戦)以降は4試合出場機会がなかった。

 会見に臨んだキム・ミンテはすべて日本語で対応。「持ち味は守備面の高さ、攻撃面でも組み立て、ビルドアップのパスだったり、持ち運びも自信はある。そういう部分も見てもらえれば」とアピールした。

 清水とは3月のリーグ戦にも先発出場して(3-0で清水が勝利)いて、「2ボランチがすごいいいなと思っていた」と印象を語り、今回オファーを受けたのも「清水に行きたいと思った理由は、いいボランチがいるから」と説明した。清水は前節16日の横浜FM戦で1-3の完敗。キム・ミンテもスタジアムで観戦し「失点が多かったんで失点を減らせるようにやりたい。攻撃の組み立てもコンビネーションもいいし、自分が入って0で抑えれれば間違いなくもっと上に行けるチーム」と前を向いた。

 リーグ戦は残り12試合。目標とする10位以内までは勝点5差ながら、J2自動降格圏の18位とも勝点7差と気が抜けない状況。清水の反町康治GMは、「(目標の)トップハーフに入れるようにチームに必要な人材を揃えていくのが私の仕事。(キム・ミンテ選手には)1日でも早く活躍してもらいたい。次の福岡戦に間に合うように登録作業を進めている」と、最短で23日の福岡戦出場の可能性に言及。また、補強については「あすウィンドーが閉まる」として、キムミンテが最後の補強でラストピースになることも示唆した。

エスパルスに長身センターバック・キム・ミンテ加入 会見は日本語で対応「失点を減らしたい」と決意