部活動の指導者不足解決に向けAIを使った新たな取り組み「AIスマートコーチ」静岡県立松崎高校

部活動の指導者不足解決に向けて、静岡県立松崎高校でAIを使った新たな取り組みが始まりました。
静岡県立松崎高校に導入された「AIスマートコーチ」。
大手通信キャリアソフトバンクが提供するスポーツ練習アプリです。
県内の公立学校では初めての導入で、15日陸上競技部の部員たちがトライアルに参加しました。
ソフトバンク社員の説明を受けた後、部員は外に出て実際に使ってみました。
アプリでは指導者のフォームを登録して端末で撮影した自分のフォームと比較できるほか、生徒だけで練習する場合メニュー作成をサポートする機能も備わっています。
15日は部員がアプリを使って「屋内向けの投てき練習」のメニューを作り、 練習に取り組みました。
松崎高校2年陸上競技部 山下元煕さん(16)
「円盤投げをやっています。入部した時には一つ上に(円盤投げをやっている)先輩がいて、(先輩が引退して)まだ未熟なんで、お手本の動画が見れるのでとても助かります。もも上げとかを動画を見比べることによって、お手本の人と骨格で動きがどう違うのかとか動きの違いが分かりやすくなったので、めっちゃうれしかったです」
一方、顧問の先生実は陸上は専門外。
その分アプリに期待する面も大きいと言います。
松崎高校陸上競技部顧問 渡邉将弘教諭
「自分はずっと野球やっていて、生徒に間違ったことを伝えてるんじゃないかと感じることがあるので、そういうときのサポートに使えればいいかな」