2代目マラソンアナ須藤誠人30歳　生放送前に10km走破　「長距離は苦手」元球児が挑む静岡マラソン完走への道　静岡市

須藤誠人アナウンサー
Ｑ．どうですか？　練習の方は？
Ａ．「走ってます。ちゃんと走ってます。でも…何て言うんですかね。走れば走るだけ４２．１９５ｋｍが怖くなってます。気づいちゃった…」

須藤アナ×伊地アナ
伊地健治アナ：「須藤くん、お疲れ様」
須藤アナ：「あっ、お疲れ様です。師匠…、師匠・伊地さん」
伊地アナ：「どうですか？練習は？」
須藤アナ：「「ちゃんと伊地さんに言われたように（練習の間隔を）３日空けないように走ってます」

伊地アナ：「だいたい１回に走る距離はどのくらいになってきた？」
須藤アナ：「１０ｋｍ走れるようになりまして。最近は１回１０ｋｍずつ走って…」
伊地アナ：「毎回？」
須藤アナ：「はい」
伊地アナ：「すごいね！」

　来年３月８日に開催される「静岡マラソン２０２６」。１万２０００人のランナーが春の駿河路を駆け抜けます。ゲスト解説には、青山学院大学駅伝部監督の原晋さんが初登場。増田明美さんと、大会を盛り上げます。

　そして、「とびっきり！」からは、ＭＣの須藤誠人（すどう・まこと）アナウンサーがエントリー。

須藤アナ：「ランニング自体、初心者。そんな３０歳の男がゼロからスタートして成し遂げるこのチャレンジに勇気づけられる人がいてほしいなって」

須藤アナ：「いいペースです。（１ｋｍ）６分１７秒」

　学生時代から須藤アナが苦手としていた「長距離走」。マラソン経験豊富な伊地アナのサポートを受けて、現在は、週３日ほどのペースで、トレーニングに励んでいます。この日は、夕方の生放送の前に、静岡朝日テレビから、およそ９キロ離れた、久能山東照宮を目指してランニング。

須藤アナ：「やっぱり走れるようになっていることは実感する」

Ｑ．練習は嘘をつかない？
須藤アナ：「ですね。走った分だけ楽になるのはすごく実感している」

　コツコツと練習を重ね、今では１０キロランが練習の基本メニューに。信号待ち中も、走ることをやめません。

須藤アナ：「ついに、１５０号に出てきました。目の前は駿河湾です。いや～、きょうは天気がいいから、輝いてますねぇ。いいロケーション、漁船も出てますね、シラス漁かな」

　静岡市駿河区と清水区を結ぶ国道１５０号、通称「いちご海岸通り」。静岡マラソンのコースになっていて、ランナーから人気の絶景ポイントです。

須藤アナ：「あっ！ちょびっと見えるかな？富士山が。頭を覗かせていますよ。いや～良かった良かった。静岡のいいところ集まってる。本番のコースここですもんね。やる気、また一段と出てきました」

　目的地の久能山東照宮までは、あと４キロほど。絶景広がる中、気合を入れ直した須藤アナでしたが…。

須藤アナ：「右手の海の光景が変わらなくて…。キレイだなと思ってたんですけど、あまりの景色の変わらなさにちょっと気持ちが…」

　素晴らしい景色ではありますが、海岸線のコースは、ほぼ直線で１０キロ以上。メンタルが問われる、“難所”のひとつです。さらに、ランナーを待ち構えるのは…。

須藤アナ：「向かい風が…。もう容赦ないです。あぁあ、長い、長いな、景色変わらない。本番もこれかぁ」

　洗礼を受けながらも、何とかゴール。ここまで９．５キロ、１時間１０分で到着です。

須藤アナ（東照宮の鳥居の前）：「向かい風を感じながらのランニングだったので、結構いいトレーニングになったと思います。ありがとうございました、ゴールに着きました」

Ｑ．じゃあ、どうします？
Ａ．「どうします？」
Ｑ．せっかくなんで…
Ａ．「せっかくなんで？（鳥居を見る）」
Ｑ．お任せします
Ａ．「だって（本殿まで）１１５９段ありますよ」
Ｑ．有名ですよね
Ａ．「１０ｋｍ走ったあと？」

須藤アナ（久能山登頂中）：「ちょっと前向いたら気が滅入ってしまいそう。気持ちが折れそう…」

　ランナーたちを見守るように、山頂に建つ「久能山東照宮」。せっかくここまで来たので、残りの力を振り絞って、本殿で完走祈願をすることに…。

須藤アナ（久能山登頂中）：「一段と景色が良くなった。ウォオ。すごーい、大海原。駿河湾が広く見えています。きょうはとにかく天気がいいので、伊豆半島もクッキリと」

参拝客「須藤くんだ。頑張ってください」
須藤アナ「ありがとうございます」
参拝客「登ってきたのね、ここまで。素晴らしい。今度マラソンやるって」
須藤アナ「知ってくれてますか？ありがとうございます」

参拝客「無理しないでね、応援に来ますね」
須藤アナ「本当ですか、ありがとうございます」

須藤アナ（本殿到着）：「無事に完走できますように」

　静岡マラソンまであと３カ月―