人生初のフルマラソン…須藤誠人30歳ゼロからのスタート 静岡マラソン完走めざし連日へとへとに トレーナーはあのレジェンドアナ?
須藤誠人アナウンサー:「ランニング自体、初心者。そんな30歳の男がゼロからスタートして成し遂げるこのチャレンジに、勇気づけられる人がいてほしいなって」
来年3月8日に開催される、「静岡マラソン2026」。1万2000人のランナーが春の駿河路を駆け抜けます。ゲスト解説には、青山学院大学駅伝部監督の原晋さんが初登場。増田明美さんと、大会を盛り上げます。
そして、「とびっきり!」からは、MCの須藤誠人(すどう・まこと)アナウンサーがエントリー!
須藤アナ:「22歳のときに富士山1合目から登頂したり、駿河湾をシーカヤックで横断したり、大きな企画だけあって、皆さんにそれで顔を覚えてもらった。原点に戻ってきたなって感じはしますね。ここで改めて、『須藤って体張って輝くものなんだ』と」
1カ月前―
須藤アナ:「焼津市にきょうはやってきた。改めて静岡マラソン2026に挑戦することになりました。そのため、きょうは1回目の練習に挑んでいきたい」
やって来たのは、目の前に駿河湾が広がる、「石津海岸公園」。園内には周回コースがあり、ウォーキングやマラソンの練習にも、もってこいの場所です。
須藤アナ
Q.完走の自信は?
A.「まったくないです。もうきょうまで走ってないんですよね。だからちょっと不安でしかないです。走り切りたいんですけどね…」
Q.走るのは得意?
A.「いや、苦手です。苦手なので、走ることからも逃げてきたところはありますね」
元高校球児の須藤アナですが、昔から苦手だったのが「長距離走」。高校卒業後はランニングとは全くの無縁で、マラソンなんてもってのほか、興味ゼロ。大会が迫る中、1人でやみくもにトレーニングするのは心配なので…。
トレーナーは伊地アナ?
須藤アナ:「でもまあ、色々な思いもあると思いますし…」
伊地アナ:おーい、おーい、須藤くーん
須藤アナ:「えっ? あれ? まさか、あれ…ちょっと。その声とスタイルは…まさか伊地さん!」
伊地アナ:いえーい。やあ…ランナーじゃないですか
須藤アナ:「ランナーですかね、もう?」
伊地アナ:きょう、須藤くんが1回目の練習に臨むということで、ちょっと心配で駆け付けちゃいました。
須藤アナ:「ありがとうございます、頼もしいです。もうマラソンと言えば、伊地さん!」
マラソンと言えば、この人。伊地健治アナウンサー。2年連続で静岡マラソンに出場し、今年は3時間5分台で自己ベストを更新。「とびっきり!」をご覧の皆さんにはお馴染みの“走るアナウンサー”です。今回は、マラソン経験が豊富な伊地アナに、トレーナーとして、練習をサポートしてもらいます。
伊地アナ:僕もね48歳で初めてフルマラソン走りました。そのときはもうヒイヒイ言いながら制限時間いっぱい、6時間使って、もう泣いたり歩いたりしながらようやくゴールできた思い出があるので、やっぱり初マラソンにかける思いってわかるんですよ。その怖さとか、ドキドキ感とか、不安。42.195kmを走る自分、ゴールしている自分、想像できますか?
須藤アナ:「想像…できませんね、まだ。まだできないです。でも挑戦した先に、ゴールした先には何か違う景色がまた待っているんじゃないかというワクワクは抱えている」
伊地アナ:なるほど。それがあればね、大丈夫です。絶対、完走できます!
須藤アナ「これはうれしい。まだ1回も走っていないのに(笑)」
早速トレーニングに入る前に、まずは準備運動です。ストレッチの基本である、「静的と動的」、2種類のストレッチのレクチャーを受けます。
伊地アナ:「僕がいつもやってるのはね、同じ場所で腕を振ってジャンプしていくんですけど、こういうことですね。腰をねじりながらこの場で走ってる感じ。ちょっとジャンプしてみましょう」
ところが、ものの10数秒で“異変”が…。
伊地アナ:チョンチョンチョン…そうそう、上手上手、いいですね」
須藤アナ:「あぁあ!きつい!うわぁあ、もう、まだ走ってないのに」
伊地アナ:きつい?
須藤アナ:「きついですね!」
何やら、雲行きが怪しい展開…(焦)。
なにはともあれ、まずは力試し、ということで、無理のないスピードで「3キロ」走ってみることに。
須藤アナ:「ではいきま~す。お願いします!」
伊地アナ:よーい、ドン!(いきなりダッシュ)ってのは嘘でーす。
須藤アナ:「えっ!?ビックリした…」
伊地アナ:まずはゆっくりゆっくり。もう歩く…早歩きよりちょっと早いぐらいのペースでいいと思います、最初は。このペースでも走ること、全然なかったんですもんね
須藤アナ:「もう全くです。いや~久しぶりに走ってるなあ。またやっぱ静岡だから海も近くて、ランニングスポットとかもいっぱいありますよね」
伊地アナ:そうなんですよ、静岡ってね、走るのが楽しい場所がたくさんある
いい天気に、いい景色、久々に体を動かす須藤アナ。まずはゆっくりのジョギングで、“走る感覚”を取り戻していきます。
須藤アナ:「いや~、なんか…いい汗かいてるかも」
伊地アナ:まだ今、走り始めて400mも走ってない。
「今の須藤アナでも、3キロぐらいのジョギングなら大丈夫」。そう判断した“伊地トレーナー”から、走り始めて15分ほどで、こんな提案が…。
伊地アナ:ずっと同じペースじゃなくて、ちょっと区間を決めて少しペースを上げてみましょうか。じゃあいきまーす。はい、ペースアップ!
須藤アナ:「おー早くなった。うお~。けっこう、出力が上がりました」
これまでの1キロ7分30秒から、5分15秒に、一気にペースアップ。フルマラソンを3時間40分で完走できる、ハイスピードに。
伊地アナ:(息は)鼻で吸うといいです。そのほうがよく吸えます。でもペース上げるときついですよね?
須藤アナ:「はい…」
伊地アナ:これを途中に入れるのがいいんです
須藤アナ:「そうなんですね…メリハリつけて…」
伊地アナ:はい!あと30m!
須藤アナ:「はい…」
伊地アナ:「はい~!ペースアップ終わりぃ!はい、ペース戻しまぁす
須藤アナ:「もう伊地さんいなかったら歩いてます…伊地さんがいなければ、すぐに歩いてます!」
伊地アナ:どうでした?ペースアップ!
須藤アナ:「今のはちょっと…やっぱりキツかったですね…。もう少し長かったらお尻が攣っていた気がします…」
準備運動の時点では、どうなることかと思いましたが、苦しみながらも、20分で3キロを走り切りました。
それから数日、「とびっきり!しずおか」生放送終了後―
須藤アナ:「やっぱり時間見つけて練習しないと。未経験なので、怖くて仕方ないので…練習します…」
