日帰り客が半数近く…熱海の老舗ホテルが打った“まさかの一手”に予約続々 80年代再び…200人が熱狂したイベント
観光客が日帰りする”宿泊控え”が課題となる中、静岡県熱海市の老舗ホテルは、夜の時間を楽しんでもらうためのイベントを企画するなど新たな挑戦を続けています。
昭和レトロ人気で若者も集まるニューアカオ
海にせり出すようにそびえ建ち、およそ350ある客室はすべてオーシャンビュー。1973年に開業した、熱海市の「ホテルニューアカオ」です。豪華な照明や装飾など、昭和の雰囲気を残したこのホテルでは、今年4月から、段階的にリニューアルを進めています。
ホテルニューアカオ 若林豪総支配人:「昔、平日は年配の方が多くて週末は家族連れが来る状況、今は昭和レトロな空間が認知されて、家族連れも来る中で、若い方がいて、客層や楽しみ方の変化もしているのでは」
海を望むレストラン刷新 進むリニューアル戦略
10月、リニューアルオープンしたフレンチレストランでは、海を180度見渡しながら、地域の旬の食材を取り入れたコースを楽しむことができます。リニューアルの背景にあるのは、熱海で起きている“宿泊控え”への危機感です。2024年度、熱海を訪れた観光客は、およそ622万人。そのうち半数近くが、宿泊施設を利用しない日帰り客でした。宿泊費の高騰に加え、東京から新幹線でおよそ40分というアクセスの良さが、“宿泊控え”に拍車をかけています。
狙うは定年世代 バブル世代の需要を開拓
そこで力を入れているのが。
●ディスコイベント
「いよいよ幕開けです!フ~♪(拍手)」
夜のエンターテインメントの充実です。リニューアルしたダンスホールでは、先週水曜日に初めて1980年代をテーマにしたディスコイベントが開催されました。イベントと宿泊がセットになっていて、200人が懐かしい音楽にあわせて、体を動かしました。
千葉から60代:「70年代から踊っている。もっと(イベントを)やってほしい。バブリーな雰囲気がいい」
横浜から60代:「(ネクタイ見せて)これも80年代のスタイル」
定年退職のピークを迎える、いわゆる「バブル世代」も、新たに宿泊客として取り込みたい考えです。
ホテルニューアカオ 若林豪総支配人:「夜のイベントでホテルの滞在価値を高めていって、熱海に来ると楽しい滞在ができると今回でより認知してもらえる時代にマッチした空間滞在価値を、引き続き提供したい」