幻の城・駿府城…家康のころはどんな城? 企画展に「駿府御城図」 静岡市歴史博物館
駿府城と徳川家康について学ぶことができる企画展が、静岡市歴史博物館で開かれています。
堀優奈アナウンサー:「こちらでは、駿府城の真の姿に迫る企画展が行われています。中には、日本初出展の物もあるということです」
この企画展は、一部の建物の復元や大規模発掘調査などで、かつての様子をイメージしやすくなった駿府城の魅力を多くの人に楽しんでもらおうと開かれました。江戸時代に描かれた絵図や城づくりに使われた道具など46点が展示され、そのうち10点が初出展ということです。
駿府城は家康が豊臣政権時代の初めと将軍職を息子・秀忠に譲った大御所時代の2度に渡り居城とし、満73歳で亡くなった場所でもあります。大御所時代は江戸城と並び、幕府政治の中心で海外の使者も訪れた記録があります。
初出展の一つである駿府御城図は、家康がいた時代の駿府城がどのような構造だったのかを表しています。
学芸員 鈴木将典さん:「普段、公園として親しまれている駿府城が、どんなお城だったのかっていうのをぜひ知っていただきたいと思います」
この企画展は12月10日まで開かれていて、駿府城や徳川家康について学ぶ企画展関連トークも予定されています。