呉服町ビル火災から1年3カ月 JR静岡駅のアスティ静岡で新たな一歩「日本茶きみくら茶寮」

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静岡市の中心街で去年起きたビル火災の影響で、休業を余儀なくされた日本茶の専門店。29日静岡駅の構内で、新たな一歩を踏み出しました。

 チョコレート専門店にできた長蛇の列。

 静岡県内初出店のクリームパン専門店では、カゴいっぱいに商品を入れたお客さんの姿が。

 29日JR静岡駅のアスティ静岡が一部リニューアルオープン。

 新規出店の9店舗中4店舗が県内初出店。

 午前10時の開店と共に多くのお客さんが目当ての店に
列を作りました。

 大盛況となった29日のリニューアルオープンですが、
特別な思いを持って臨んだ店がありました。

和田佳代子記者:
「オープン前ですがかなり多くの人が列を作っています。お店の前にはオープンを今か今かと待ちわびるお客さんが列を作っています」

呉服町出店4カ月後に

「日本茶きみくら茶寮」。

自社製造のお茶や抹茶を使用したスイーツが楽しめます。

 掛川市に本店を置く「日本茶きみくら」は去年4月、静岡市葵区呉服町に店を構えました。

 ところが、その4カ月後…。

 入居するビルで火災が発生。

 地下1階から地上3階まで複数の店が入っていましたが、全ての店舗が被害を受け、1階に入っていた「きみくら」の店舗も休業を余儀なくされました。

 苦しい状況の中でしたがお客さんの声が支えだったといいます。

丸山製茶・丸山勝久社長:
「いつになったらオープンするのっていうことですね。
まあいろんな方からお話いただいたので、あのまあ今日オープンするにあたってですね。そういう皆さんの応援がですね。非常に私どもにとっては 大きな力でありました」

火災が発生
火災が発生

1年7カ月後

 あれから1年3カ月…。

 呉服町から移転する形で、29日静岡駅に新しい店舗を
オープンさせたのです。

 営業開始初日。
 
 呉服町時代からの常連客の姿が…。

富士市民(30代):
「移転前からすごくここが好きで通っていたので、またここにできて嬉しいです。」

静岡市民(20代):
「抹茶のアイスの味が濃くて。抹茶アイスが大好きなので
おいしいです。おいしいのでいっぱい来たいです。」

 かつて呉服町店の限定メニューだった「煎茶あんみつ」も復活。

 駅直結の利便性を活かして静岡茶の魅力を他県の人にも
知ってほしいといいます。

きみくら・竹嶋友規店長:
「お茶の新しい楽しみ方というのを皆さんに広げて、お茶の事もっと好きになっていただきたいなというふうに思っております。苦労を糧にではないが、また新しいチャンスと捉えてまた新しいお店を作っていきたい」

「煎茶あんみつ」
「煎茶あんみつ」