にぎわい戻る夜の静岡…半数以上の職場が「忘年会開催」 世代別では20代が参加に意欲

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伊地健治アナウンサー「忘年会の予定は?」
20代 男性(学生)「いまから忘年会に行きます」
Q.「この年末何回ぐらい?」
A.「あと3回」

伊地アナ
「木曜日の夜7時前です。JR静岡駅の構内は人で賑わっています。ここから家路に着く方や、これから繁華街に向かって飲みに行こうという方もいるようです。12月に入って忘年会シーズンになりましたが、新型コロナが5類に引き下げられて、忘年会に参加するひとは増えているんでしょうか」

 帰宅途中のサラリーマンたちに、聞いてみると

40代 金融業 忘年会を開催:「忘年会自体は去年は軽めにやって、大々的にはコロナ禍ではやってない。今年の終わりに1年を通して反省会であり、来年に向けての、そういった会はいいと思います」

50代 飲食業 忘年会を開催:「(忘年会は)会社の…エリア 支店とかから5、6人で。年の終わりだし、気の合う人たちと飲んで、1年お疲れさんという感じ。そういう楽しみがありますよね」

 さらに、20代の方も…

20代 IT関連 忘年会を開催:「全体ではないんですけど、部でやることになったので行ってみようかなと思って」

Q.何人ぐらいの規模?

A.「40人とか。部署も変わったりしたので、それで人が変わって親睦を深めるという意味じゃないかなと思います。あまりない機会なので、ちょっと楽しみにしています」

にぎわい戻る夜の静岡…半数以上の職場が「忘年会開催」 世代別では20代が参加に意欲

職場での忘年会は半数以上が「開催」

 全国で行われた調査によると、「今年忘年会を開催する」と答えたのが52.3%。半数を超える結果が出ていました。

にぎわい戻る夜の静岡…半数以上の職場が「忘年会開催」 世代別では20代が参加に意欲

また、「世代別の参加意欲」については、全世代でみても「参加したい」という人が多く、さらに、20代が61.5%と、もっとも多い比率がみられました。

にぎわい戻る夜の静岡…半数以上の職場が「忘年会開催」 世代別では20代が参加に意欲

 コロナ禍に社会人となった20代は、会社での飲み会を経験したことが少なかったり、全くない人も。そうした背景が、参加意欲に現れているそうです。

20代 医療関係 忘年会を開催:「1年目なものですから社会人。初めてですかね。先輩に聞くと、ここ数年は無かったみたいですけど、マスクも解禁されて『久しぶりに少人数ですけど、しようか』って誘ってもらいました。前の世の中に戻ったという感じはしますかね」

居酒屋店では

 静岡駅から徒歩2分のところにある、居酒屋「海ぼうず」。入り口の受付表をみると多くの人の名前が書かれています。看板メニューのしずおかおでんは、次々と売れています。

居酒屋「海ぼうず」
居酒屋「海ぼうず」

 この日、忘年会をしているグループが。

製造業 部長:「去年は4人でほそぼそとやるかという形で行った。今回はみんな集まってやれることができた。うれしい状況でございます。コミュニケーションという形で非常に楽しいです」

忘年会をしているグループ
忘年会をしているグループ

 部署で一番の若手は

製造業(35):「こういう飲み会を通して、色々な情報を聞いたりみんなの人柄が知れてとてもいい機会だなと思います」

伊地アナ:「こんなに気を使わなきゃいけないのかとかは?」

製造業(35):「ちょっとお酌とか…笑 みなさん優しい方なんで、気兼ねなく飲ませてもらってます」

居酒屋「にぎやかさが戻った」

 実際に忘年会は増えているのでしょうか

伊地アナ:「新型コロナが5類に移行して初めての忘年会シーズン。今年は変化を感じますか?」

海ぼうずグループ 専務 末吉健太郎さん:「去年おととしに比べると賑やかさは戻ってきたという感じ。12月5日の時点で、去年の12月1か月分の数字は超えている」

Q.人数が?
A.「人数も超えてる」

 お客一組あたりの人数もコロナ禍は2、3人と小規模だったのが、いまでは7、8人の規模が多くみられるそうです。

 コロナ前の2019年の客入りに匹敵する人数が見込めると期待をこめていました。

海ぼうずグループ 専務 末吉健太郎さん
「最大30人規模の宴会(予約)を受けている。飲食店で働いている人はみんなそうだと思うが、この日、こういう時代を待ち望んでいた。もう戻りたくないんで」

海ぼうずグループ 専務 末吉健太郎さん
海ぼうずグループ 専務 末吉健太郎さん

酒類の卸・販売「動きがいい。商品切らさないよう在庫を増やす」

 忘年会の開催が増えたと実感するのは、こちらでも。

 県内23店舗を展開、酒類の卸や販売を行う「酒やビック」です。一般のお客はもちろん、業者からのニーズも。

酒やビック
酒やビック

酒やビック統括マネジャー 志波竜文さん:「こちらの生樽はよく業務店さんが使っていますね。非常に動きが良くなってきていまして、ビールのケースも業務店によって大瓶を使ったり、中瓶を使ったり様々ですが、こちらも非常に動きがいい。去年と比べても10~20%ぐらいはプラスになっています」

 10リットルのビール樽もすでに約20%ほど売り上げが伸びているそうです。

酒やビック統括マネジャー 志波竜文さん:「大人数の宴会が入っていると生樽を3,4本買うお客様も実際に来店いただいている。これから忘年会シーズンとかクリスマス、年末年始の需要が伸びてくると思いますので、しっかりと在庫をもって商品を切らさないように、これからの年末需要にしっかりと対応できるように在庫はどんどん増えていく」

   (12月9日放送)

志波竜文さん
志波竜文さん