創立57年の静岡県立金谷高校では閉校式 最後の卒業生が校旗をたたんで返納
静岡県立金谷高校では閉校式が行われ、57年の歴史に幕を閉じました。4月から新たな県立高校としてスタートします。
1日午後2時から行われた閉校式には、最後の卒業生や職員、同窓生らおよそ150人が出席しました。
式典で山田正訓校長は「新たな自分を発見していく重要な精神が受け継がれてきました」と式辞を述べました。
また生徒代表の片岡里桜さんは「金谷高校で学び身に付けた様々なことを心に刻み社会で存分に発揮していきます」と述べました。
そして全員で校歌を斉唱し、最後の卒業生となった中村帆風さんと松本紗乃さんが校旗をたたんで、県教育委員会に返納しました。
中村帆風さん:
「寂しいという気持ちがとても大きかった。自分の卒業と金谷高の卒業が重なって2倍悲しかった。本当にこんな濃い3年間は絶対体験できないと思うので、こういう経験を生かして人間として成長していけたらうれしい」
県立金谷高校は分校から独立して57年を迎え、9972人が巣立ちました。
4月からは制服がなく生徒自ら通学時間や、時間割を決める「フレックスハイスクール」の「県立ふじのくに国際高校」としてスタートします。