植物プランクトン豊富な水中で育てた「垂下アサリ」初出荷 不漁続くアサリの復活目指す 静岡・浜名湖

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 浜名湖で深刻な不漁が続いているアサリを復活させようと、水中に吊り下げて養殖した「垂下アサリ」の試験出荷が行われました。

 試験出荷が行われたのは、浜名湖で養殖されている垂下アサリです。3年ほど前から始まったこの養殖は、浜名湖に設置した網の中で、魚などに食べられないよう保護しながら育てた質の良いアサリを、植物プランクトンが豊富な水中に垂らして行うもので、静岡県の水産・海洋技術研究所や地元漁師がつくる浜名湖垂下あさり研究会が育てています。

 浜名湖のアサリは、漁獲量が年々減少し、記録的な不漁が続いていますが、今回の垂下アサリは出荷できるまでに成長したことから、29日、初めての試験出荷を迎えました。

漁師「サイズが大きく身がしっかりと入っている。継続的に1つのサイクルとして続けていけたら」

 試験出荷は総量50キロ限定で行われ、浜松市内の飲食店に届けられるということです。