寮やテニスコートなどを被災した石川県立能登高校ソフトテニス部に提供「富士山に負けない日本一の優勝を」 御殿場市
全国大会への出場を決めながら、能登半島地震で被災した石川県立能登高校ソフトテニス部を、御殿場市が受け入れ、歓迎式を行いました。
4日朝御殿場市役所には、勝又正美市長や職員らが拍手で出迎える中、能登高校ソフトテニス部の選手らが訪れました。
御殿場市は1月1日の地震発災当初から、消防署員はじめ多くの職員を被災地に派遣しています。
そして今回、御殿場高原時之栖や自衛隊、市のソフトテニス連盟などと連携して、学習する場所や寮、テニスコートなどを能登高校ソフトテニス部に無償で提供することにしました。
能登高校ソフトテニス部は、22日まで御殿場市で過ごし、28日から名古屋市で開かれる全日本高校選抜大会に出場します。
能登高校ソフトテニス部2年 鳥竹柊生さん:
「御殿場市が協力してくれなければ、目標である日本一へ挑戦することができなかったし、返しきれない恩がある」
能登高校ソフトテニス部2年 竹口陽菜さん:
「とても盛大に迎え入れていただき、御殿場市の皆さんに感謝しています」
能登高校ソフトテニス部監督 平武さん:
「歯を食いしばり諦めずに前を向いて、子どもたちと共有しながらここまで来た。日本一の富士山を見ながら、生活できることは新鮮でうれしい限りです」
勝又正美 市長:
「頭の中は大変な故郷を思う気持ちがあると思いますが、少しでも癒やしとか安らぎを感じていただきながら、富士山に負けない日本一の優勝を勝ち取っていただきたい期待があります」