運行開始から50年! 静岡鉄道「1000形」が引退へ 6月30日がラストラン 引退セレモニーも
運行開始から50年!
静岡鉄道は主力車両として、長年親しまれた列車「1000形」が6月末で引退すると発表しました。最終日となる6月30日にはセレモニーも行われます。
1973年から運行を開始した静岡鉄道の1000形は当時、全国でも珍しかったというオールステンレス車両で、これまで12編成(24両)が製造されました。
しかし車両の老朽化などから、後継となる「A3000形」への切り替えが進み、現在残っているのは1編成(2両)のみとなっていました。
静岡鉄道は最後の1編成となる1008号について、6月末で引退すると発表しました。現在1008号は引退特別ヘッドマークをつけ、新静岡・新清水間を運行していて、車内では「1000形の思い出の写真」が展示されています。
最終日となる6月30日には新静岡駅で引退セレモニーが行われたあと、長沼車庫まで有料のラストランツアーが行われます。
今後はA3000形のみが運行
1008号がこれからどう利用されるのかは未定ですが、これまで引退した1000形の列車の中には、熊本電気鉄道やえちぜん鉄道などに譲渡され、今も現役で走っているものもあるということです。
静岡鉄道では今後はA3000形の12編成が運行を担うことになります。