青木詩織さんがSKE48を卒業 芸能界は引退し裏方の道へ 「やいづ親善大使」も卒業
11月24日、静岡県焼津市の「やいづ親善大使」を務める、SKE48の青木詩織さんの卒業公演が名古屋市で行われました。青木さんは芸能界は引退し、「やいづ親善大使」も卒業するということです。(取材・文=三浦徹)
青木詩織さんは焼津市出身で1996年生まれの28歳。2012年に名古屋市を拠点とするアイドルグループSKE48に6期生として入り、「おしりん」のニックネームで親しまれていました。
2015年から「やいづ親善大使」を務め、焼津市のイベントにもたびたび参加。2024年7月に行われた焼津市の夏祭り「踊夏祭」ではSKE48のメンバー7人とともにミニライブを実施し、「自治体とアイドルのコラボ」として注目されました。また、卒業発表後の11月4日には、地元の静岡県焼津市でSKE48からの卒業を記念してメンバーとともに、ライブを行いました。
焼津市とSKE48の橋渡しを
11月24日、名古屋市中区のSKE48劇場で、青木詩織さんの卒業公演が行われました。正式にグループを卒業するのは30日ですが、公演はこの日が最後となります。
卒業公演は青木さんが副リーダーを務める「チームKⅡ」による「時間がない」公演。これまでこの劇場でおよそ770回の公演を行ったという青木さんですが、劇場でその姿を見るのはこの日が最後です。
かつて、焼津市で行われたミニライブにも参加したSKE48の卒業生たちが見守る中、青木さんは、ともに汗を流した15人のメンバーとともに、アンコールも含め19曲を披露しました。
ゲストとして焼津市のマスコットキャラクター「やいちゃん」が登場したあと、青木さんが最後のあいさつに立ちました。
●青木詩織さん:
「マグロの解体ショーとか、ふつうのアイドルだったらできないような体験を、たくさんさせていただきました。自分は全然王道じゃなかったけど、王道じゃないアイドル人生も楽しくて、最高だったなって今思っています。王道じゃない私を好きと言ってくれて、ここまで見守ってくれたみなさん、本当にありがとうございました」
青木さんの卒業後の進路も発表されました。芸能界は引退し、SKE48を運営する「ゼスト」の社員とになり、裏方としてSKE48を支えるということです。
SKE48は卒業しますが、現在務めている「やいづ親善大使」はどうなるのでしょうか?
●青木詩織さん:
「焼津市からは、卒業しても親善大使を続けてほしいという強い慰留がありましたが、やはりこれからは裏方になるので、けじめとして親善大使も卒業させていただくことになりました。ただしこれで縁が切れるわけではなく、何らかの形で焼津市を応援したいと思います。またライブができるように、焼津市とSKE48の橋渡しができたらいいと思います」