弥生時代の木製のよろいが出土 浜松市の伊場遺跡群出土品を重要文化財に指定するよう国の文化審議会が答申

国の文化審議会は21日の文化財分科会で、浜松市の伊場遺跡群出土品を重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
新たに指定されるのは、よろいや土器など605点の出土品です。弥生時代後期の環濠集落である浜松市の伊場遺跡群から出土されたもので、中でも、木製のよろいが特徴です。赤や黒で彩られ、緻密な彫刻がされた鎧は他に例を見ず、弥生時代の木製のよろいが出土されるのは珍しいということです。
これらの出土品は、弥生文化の理解に欠かせない学術的価値が高い資料だと評価されました。