美術館が映画館に! 静岡市美術館でワンコインの映画上映会 展覧会に合わせて学芸員が映画を選定

美術館が映画館に!? ゴールデンウィーク最終日に静岡市美術館で、ワンコインの映画上映会が行われました。
●船引とわ記者:
「美術館にあるこちらのスペース。中を覗いてみると…特設のミニシアターになっており、お客さんも続々と入場しています」
6日、静岡市美術館で行われた「Shizubiシネマアワー」。美術館で行われている展覧会に合わせて学芸員が映画を選定し、美術館の中で映画を見ることができるこちらのイベント。今回で35回目の開催で2015年に開館してからおよそ10年間、毎年2回ほど行っているということです。
参加費が500円とワンコインなのも魅力の一つなんだとか。
●70代男性:
「去年もみたもんですから割とよかったので、参加した。たまたま雨も降ってるしちょうどいいなって」
●市内在住20代女性:
「美術館で映画が観れるっていうこと自体が珍しくて楽しそうだなと思ったので、ゴールデンウィークでお仕事もないし来ようかなと思って来てみました」
また、静岡市はフランス・カンヌと姉妹都市であり、5月10日から25日にかけて「シズオカ×カンヌウィーク」が開催されます。そんなシズオカ×カンヌウィークと連動して、今回は「映画はアリスからはじまった」という、映画草創期に先駆的な活動をしたフランス出身の女性監督、アリス・ギィのドキュメンタリーが上映されました。いつもの映画館とは一味違った雰囲気に皆さん期待に胸が膨らみます。
そして、ついに開演。普段とは違う雰囲気の中、映画の世界に引き込まれます。
●20代女性:
「この映画を知らなかったのと、たぶんこういう機会がないと見ることがなかった映画だと思うので、それを観れたっていうのはすごいいい機会だったし、新しい自分の興味を持つきっかけを貰えた気がします」
●学芸員 伊藤鮎さん:
「美術とか美術館ってなかなか行くのがハードルが高いかなと思っている方でも、映画という切り口を通してちょっと美術館行ってみようとか、この作家のこと気になるなという導入の入口として、Shizubiシネマアワーを見ていただければ」
