大井川鉄道が保有するSL5両のうち最も古い「C10形」が故障 定期点検を前倒しし10月の復旧を目指す

静岡県島田市の大井川鉄道が保有する最も古い蒸気機関車に故障が発生し、先週から別の機関車に変更されています。定期点検を前倒しして復旧を目指すとしています。
故障が発見されたのは、大井川鉄道が保有するSL5両のうち、最も古い「C10形」です。
5月14日出発前に行われる点検で一番前の車輪の留め具が緩んでいるのが見つかり、急きょ運転が休止されました。
大井川鉄道のSLは毎年およそ4カ月間、定期点検が行われており、今回故障が見つかったC10形の点検は6月からの予定でしたが、前倒しされたということです。
大井川鉄道では今回の故障は2度と走れないものではないとみていて、点検で原因を究明し、再発防止の対策をした上で、定期点検終わりの10月の復旧を目指すとしています。
大井川鉄道経営企画室 新堀絵里さん
「SLの運行に大事な箇所に不具合が見つかったということで、ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。どうか大井川鉄道でまたSLが汽笛を鳴らして元気良く走る姿を楽しみにしていただければと思います」