マダニ媒介の感染症で60代女性が入院 今年県内7人目の日本紅斑熱患者 静岡・熱海保健所
静岡県は6日、熱海保健所管内(熱海市と伊東市)で、60代女性がマダニ媒介の感染症の日本紅斑熱に感染した、と発表しました。今年7人目の患者で、今年は1人が死亡しています。
発表によりますと、女性は5月22日ごろ、発疹、発熱、倦怠感といった症状が出て、29日に医療機関に救急搬送され、そのまま入院しました。左手の甲と左脇腹に刺し口があり、症状などからもマダニが媒介する感染症の疑いが強いとして、検査をしたところ、刺し口のかさぶたから日本紅斑熱の病原体遺伝子が検出されました。
女性は発症前に草むしりをしていたことから、マダニにかまれたことにより感染したものと推定されます。女性は6日現在も入院していますが、快方に向かっています。
県はマダニにかまれないよう野山や草むら、畑に入るときはなるべく肌が露出しないようにするよう注意を促しています。
