60代男性がマダニ媒介の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染 集中治療室で治療中 浜松市

 23日、静岡県浜松市の60代の男性がマダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染したことが分かりました。

 浜松市によりますと6月13日、天竜区の60代の男性が発熱などの症状があり、その後も熱が下がらず、下痢などの症状も現れたため、医療機関を受診。22日には会話が困難となり、23日に「重症熱性血小板減少症候群」と診断されました。男性は23日現在、集中治療室で治療を行っています。

 男性の体には3か所にマダニの刺し口が確認され、発症前に農作業をしていたことからマダニにかまれ感染したと推測されます。浜松市では、「重症熱性血小板減少症候群」が全数把握対象疾病の第4類感染症に指定された2013年以降、7人目の患者です。

 「重症熱性血小板減少症候群」はマダニが媒介する感染症で、2021年以降、県内では年間4~6件確認されています。

 市は、山や草むらに入る際は肌の露出を減らし、野生動物との接触にも注意するよう注意を呼び掛けています。

静岡県提供
静岡県提供