〝義理チョコの代名詞〟ブラックサンダーはどうつくる? 5月から工場見学スタート 詰め放題に挑戦も 愛知・豊橋市
笹村朱里アナウンサー:「夏のお出かけシーズンということで、駐車場にはたくさんの車が止まっています。こちらの工場で製造されている人気商品がブラックサンダーです」
静岡県湖西市のJR新所原駅から車で5分ほどの場所にある「有楽製菓豊橋夢工場」。義理チョコの代名詞として、幅広い世代に人気のチョコレート、ブラックサンダーを製造しています。そんなブラックサンダーの工場見学が今年5月からスタートしました。

「スーパーブラックサンダー」と思い出の写真を
笹村アナ:「入って早速、これは?」
有楽製菓 牧宏郎さん:「スーパーブラックサンダーと呼んでいるブラックサンダーのモニュメントです」

通常のブラックサンダーのおよそ300倍ある「スーパーブラックサンダー」。モニュメントからは顔を出すことができ、夏の思い出の1枚を撮影することができます。
笹村アナ:もう入る前からワクワク感が感じられるが、この中が工場?
牧さん:「そうですね。窓から生産の工程をご覧いただける。ブラックサンダーがどのように作られていくのかが、一目で分かるような見学者通路になっている」

大画面スクリーンで製造工程を体感
最初のエリアは180度の大画面スクリーンと床に映像が映し出される「ワクザクシアター」。
有楽製菓 牧宏郎さん:「こちらは自社で製造しているココアクッキーとプレーンビスケットを調整する工程のイメージです」
笹村アナ:確かに今、自分が砕かれているわけですね。
臨場感あふれる空間で、ブラックサンダーが出来上がるまでの工程を体感することができます。
笹村アナ:スクリーンが大きいからこそ、本当に迫力満点ですね。
映像を見た後は、いよいよ製造工程の見学です。

いよいよ製造工程に
笹村アナ:え~これは?
牧さん:「この傾斜コンベアから上がってきているのが、ブラックサンダーの素というか中身の具材です」
ここではチョコレートを混ぜ合わせたココアクッキーとビスケットを成形する工程を見ることができます。機械を通ることで長いブラックサンダーが出来上がります。
笹村アナ:すごい。ああいうふうにカットされる前の状況が見られるんですね。
牧さん:「ここからカッターまでが18mあるので、ここの出口から18mの長いブラックサンダーが成形されている」

1分間で800個生産
そして、冷却されて次の工程へ。18本並んだ長いブラックサンダーをカットしていきます。
笹村アナ:一気に横の列、カットしてますね。
牧さん:「1回切ると、18個一気に出来上がる。大体1分間で800個くらいは生産する能力がある
こちらの工場では1分間で864本、一日でおよそ70万本のブラックサンダーを製造しています。常に流れているブラックサンダーと同じようにカッターを動かすことで、断面をまっすぐにカットすることができるといいます。

カットされたブラックサンダーは…。
笹村アナ:うわーすごい。チョコレートかかってます。コーティングされてます。
牧さん:「(チョコレートを)上からかけるだけではなく、下からもチョコがついてブラックサンダーがしっかりとチョコレートでコーティングされていく」
その後、冷やされたブラックサンダーは包装の工程に。流れてくるブラックサンダーを機械が素早くつかみ、奥にある包装機へと送っていきます。
見学した親子は
笹村アナ:これはずっと見ていられますね。大人も子どもも。
成形からここまでおよそ20分。あっという間にブラックサンダーが出来上がり、全国へと出荷されていきます。
Q:工場を見学してどうだった?
掛川から8歳:「初めてみてすごいものがいっぱいあった。また来たくなった」
6歳:「楽しかった」
10歳:「ブラックサンダーを機械が取って運んでいるところがすごかった。機械が大きくてとてもすごかった」
子どもたちも大満足なこちらの施設も「無料」で楽しむことができます。(予約必要)
有楽製菓 牧宏郎さん:「実際にブラックサンダーの製造工程が見られる場所がここにしかないので、ぜひここに来てブラックサンダーのおいしさの秘密を感じてもらったら、よりブラックサンダーをおいしく食べられると思うので、その辺りをぜひチェックしながらブラックサンダー(の工場見学)を楽しんでいただけたらと思う」
こちらの工場には工場直売所も併設。ブラックサンダーの詰め放題に挑戦することも出来ます。ちなみに、25個以上で元が取れるそうです。

浜松から7歳と10歳
弟「めちゃくちゃ入っている。30個は超えていると思う」
姉「朝から楽しみだったし、何よりうれしい」
磐田から8歳:「詰め放題はあまりやったことがなかったが、パパがいろいろとコツを教えてくれて、たくさん取れてうれしかった。絵日記に書こうかと思います」
無料にも関わらず、楽しく学ぶことができる工場見学。皆さんも夏休みの思い出作りに訪れてみてはいかがでしょうか。
