静岡県内でマダニ媒介の感染症新たに4人の男女が感染 患者数は過去最多を更新中 野外での作業に注意呼び掛け
静岡県は18日、県内の4人の男女がマダニが媒介する感染症にかかったと発表しました。マダニが媒介する感染症の患者数は過去最多を更新中で、県は注意を呼び掛けています。
県によりますと、重症熱性血小板減少症候群への感染が確認されたのは、県内の女性です。10月18日に県の環境衛生科学研究所での検査で、血液から病原体の遺伝子が検出されたということです。
容態などは希望により公表されていません。
また、熱海保健所管内の男性(60代)と東部保健所管内の女性(40代)、中部保健所管内の女性(60代)の3人が、日本紅斑熱に感染しました。
60代の男性と40代の女性はすでに退院し、60代の女性は入院中であるものの快方に向かっているということです。
60代の男女は発症前に草取りや野外での活動をしていて、マダニに咬まれたことにより感染したと推定されます。
重症熱性血小板減少症候群の感染者数は2025年に入り13人目、日本紅斑熱は28人で、いずれも過去最多を更新しています。
県は、畑などで作業する際は肌の露出を少なくするなどマダニにかまれないよう注意を呼び掛けています。
