震度6弱の地震から1週間「巨大地震注意」の呼びかけを終了
宮崎県で震度6弱を観測した地震から1週間が経過し、内閣府などは南海トラフ地震の特別な注意の呼びかけを 午後5時で終了しました。
「地震です、地震地震」
先週木曜に宮崎県沖で発生したマグニチュード7.1の地震。
気象庁は南海トラフ地震の「臨時情報」を初めて発表し、検討の結果、「巨大地震注意」を呼びかけました。
その頃、静岡県内では“ある異変”が起きていました。
売り切れていたのは「水」です。
巨大地震への備えとして、地震発生直後から店舗に客が殺到。
県内各地で水などが品薄になる事態となりました。
さらに、
杉澤洋佑記者
「午後9時の静岡市内のガソリンスタンドです。ガソリンを求めてかなり多くの車が列を作っています。」
この状況に鈴木知事は・・・。
鈴木康友知事
「すぐ何かいろいろ買い占めるとか、そういうことは必要がございませんので、最低限の準備だけしていただければというふうに思いますので、ぜひ落ち着いて行動していただければというふうに思う。」
内閣府では15日の午後5時をもって「南海トラフ地震臨時情報巨大地震注意」の呼びかけを終えました。
これに伴いJR東海道新幹線の一部区間(三島~三河安城間)の徐行も解除されました。
ただ、これはあくまでも「呼びかけ」が終わるだけであり、「地震が来ない」というメッセージではありません。
静岡県地震防災センターでは
嶋田光希アナウンサー
「静岡市葵区の県地震防災センターに来ています。こちらには地震について学べる展示が数多く設置されています。」
35年前に開館した静岡県地震防災センター。
ここにきて、来館者数が急増していて、多い日には通常の6倍ほどの来館者数を記録したといいます。
50代 男性 沼津から:
「先週の日向灘での地震を受けまして、子どもも地震が心配になったということで夏休みの自由研究を兼ねて」
息子 小6男 沼津から:
「南海トラフ地震のことを今ニュースでやってたので、地震が本当に起きたら怖いなと思ったし、日頃からの備蓄品とかをしっかりと準備していきたい」
震度4から震度7までの揺れを体験することができるコーナーでは・・・
担当者は「正しい知識を元に正しく恐れることが大事」だと話します。
地震防災センター参事 渡辺岳史さん
「いざという時に事前に知識を持っていたり、経験をしたりということが大切になってまいりますので何を備えたらいいのか。自分がどのように行動したらいいのかというのを日頃から備えていただきたい」