静岡でも富士山大規模噴火後15日目には広範囲で鉄道の運行停止・停電・車の走行不能も 内閣府が降灰のCG公開
26日の「火山防災の日」に合わせ、内閣府は富士山の大規模噴火で想定される広範囲に降る灰の影響などのCGを公開しました。
映像では、富士山の大規模噴火時に起きる大きな噴石や溶岩流、火砕流、積雪時に火砕流が雪を溶かし、大量の泥流となる融雪型火山泥流のCGなどが紹介されています。
噴火時に広い範囲に渡ることが想定される降灰については、積もる灰の深さによって重みで木造家屋が倒壊する恐れや車の渋滞、鉄道の運行停止、停電や水道への影響などが映像化されています。
降灰による影響範囲の変化も、最も被害が大きくなる西南西の風が強く吹き雨が降るケースの時間ごとの経過が映像化され、静岡県でも噴火から15日目には東部を中心に広範囲にわたる鉄道の運行停止エリアのほか、沼津市付近まで広がる停電、御殿場市周辺に広がる車の走行不能エリアや、雨で重さを増した灰による木造家屋倒壊のエリアなどが表されています。
動画では富士山研究の第一人者である、東京大学の藤井敏嗣名誉教授が「噴火はいつ起こっても不思議ではない。富士山は若い活火山なので必ず噴火する」などと、噴火への備えなどを呼び掛けています。
