月収12万円なのに高級車を購入…元サッカー選手の男が不倫関係の女性から120万円をだまし取った事件の裁判 男は起訴内容認める 静岡地裁

 元サッカー選手の男が、不倫関係にあった元交際相手に民事再生手続きの費用と偽り、現金およそ120万円を振り込ませたとされる事件の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

 起訴状などによりますと静岡市清水区に住む元サッカー選手で現在警備員の男(32)は、2025年9月24日から11月7日までの間に、借金などの債務整理のために行う民事再生手続きの費用の名目で、不倫関係にあった元交際相手の女性から9回に渡り、現金およそ120万円を自身の口座に振り込ませた詐欺の罪に問われています。

 2日、静岡地裁で開かれた初公判で男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 検察は冒頭陳述で男が借金を負っていると知った被害者は、男が妻と離婚をして今後は自分と生活を共にしていくと思っていたので、男の給与では支払うことのできない借金の返済をするようになった。恋心に付け入った悪質な犯行と指摘。

 さらに供述調書も読み上げられ、男はサッカー選手時代に月の収入が12万円程しか無いにも関わらず見栄を張るために高級車やブランド品を購入し、毎月のクレジットカードの引き落としは約80万円ほどだったことや消費者金融などからも金を借入れ、借金が膨らんでいったことを明らかにしました。

 続いて行われた証人尋問では男の妻が出廷。弁護人から「被害金をどう返済するか」と問われると「男の姉が私を信じて全額貸してくれたためそれで返済をする」と回答。さらに「不倫関係にあった相手は自身の紛争相手ともなりうるが」と問われると「不貞に対しての請求はしない。夫がしたことは家族として申し訳ない気持ちを形にするために親族から金を借りた」「裏切られて傷ついたがやはりこのことがあっても夫は自分にとって大切な人。夫が立て直すためにも支えたい」と涙ながらに証言しました。

 次回の裁判は12月10日に被告人質問から行われ、結審する予定です。

静岡地裁
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