朝7時からすする鶏のだしが利いた懐かしのラーメン 静岡市「らーめん 酒処 笑や」

 朝7時、澄んだスープのラーメンで一日を始める。静岡市清水区長崎の「らーめん 酒処 笑や」は、昼まではラーメン、夜は煮込み料理などを用意する酒処として、2026年5月にオープンした。
 定番の「ラーメン(醤油)」は、どこか懐かしさを感じさせる見た目。澄んだスープは鶏ガラを中心に、モミジや丸鶏、チャーシューに使う豚肩ロースを一緒に煮込んで作る。鶏だけでは足りないと感じたコクを豚肉で補い、だしの利いた味に仕上げた。濃口と薄口、2種類のしょうゆを合わせたたれが、鶏や豚のうまみを引き立てる。合わせるのは中細のストレート麺。あっさりとした口当たりの中に奥行きがあり、だしを含んだスープが麺によく絡む。朝にも食べやすい一杯だ。

ラーメン(醤油)1000円
ラーメン(醤油)1000円

 「ワンタンメン」は、つるりとした皮の中に豚ひき肉のあんを包む。ニンニクとショウガを利かせながらも、スープを邪魔しない味付けを意識。ワンタンは4個入りで、餃子を思わせる肉のうまみと香味野菜の風味が加わり、定番のラーメンとは違った食べ応えを生み出している。

ワンタンメン(1200円)
ワンタンメン(1200円)

 男性客からの注文が増えているという「塩ラーメン」は、あっさりとしたスープから鶏のうまみが広がる。塩だれには1種類の塩と複数のだしを使い、何度も試作を重ねて現在の配合にたどり着いた。塩とだしの輪郭がありながら、後味はすっきり。長時間たれで煮込んだチャーシューも程よくやわらかく、中細麺とともに奥深いスープを味わえる。

ラーメン(塩)1000円
ラーメン(塩)1000円

 夜の評判メニューが、手作りの「とりかわ煮」。鶏皮だけを使ったオリジナルの煮込みで、鍋の様子を見ながら3~4時間ほど火を入れる。箸でつまめば崩れそうなほどトロトロになり、かむとやわらかな鶏皮からうまみがあふれ出す。ラーメンのチャーシューやスープとは異なる、時間をかけた煮込みならではの口当たりを楽しめる。

とりかわ煮(600円)
とりかわ煮(600円)

 ダンプカーの運転手だった店主が、娘と2人で始めた店。ラーメン作りは独学で、客がスープを最後まで飲み干す姿に手応えを感じているという。夜には近所の家族や夫婦が集まり、朝の一杯から晩酌の時間まで、暮らしの流れに寄り添っている。

朝7時からすする鶏のだしが利いた懐かしのラーメン 静岡市「らーめん 酒処 笑や」

らーめん 酒処 笑や
住所:静岡市清水区長崎743
電話番号:080-4900-5287
定休日:月~水曜日
営業時間:7:00-14:00(麺と丼物) / 17:00-22:00(居酒屋) / ※夜は金・土・日
Pあり