静岡・菊川市で祖父母ら3人を殺害した罪に問われている元自衛官の男の初公判「兄の大切な人間を殺害して苦痛を与えよう」 兄弟の間に何が…

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 静岡県菊川市でおととし、家族3人が刃物で殺害された事件。殺人の罪などに問われている被告の男(29)は4日の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めました。

●検察官:
「兄の大切な人間を殺害して苦痛を与えようという考えを抱いた」

 兄弟の間に一体、何があったのでしょうか。

 被告の男(29)は、おととし7月、菊川市の住宅で、祖父(当時87)、祖母(当時81)、叔母(当時52)を
、刃渡りおよそ11センチのナイフで複数回刺し、殺害した罪に問われています。

●被告の男:「間違いありません」

 4日、地裁浜松支部で初公判が行われはっきりとした口調で起訴内容を認めた片山被告。

 裁判では事件に至る経緯について説明され、検察側は、“兄への恨み”が犯行につながったと指摘しました。

 被告は2017年、およそ2年半続けた自衛隊を退職。その後、「人に対する殺害願望が芽生え、フランス陸軍の外国人部隊への入隊を望みフランスへ渡った」などと述べました。しかし―

●検察官:
「部隊への入隊を邪魔したとして兄に逆恨みをした」

 検察側は、フランスからの帰国に賛成した兄への恨みに加え、亡くなった父の遺産相続の手続きが進まなかったことも憎しみが募る原因になったと主張しました。

●検察官:
「遺産相続の手続きが進まない理由は兄にあると邪推し、兄への復讐を決意した」
「兄の大切な人間を殺害して苦痛を与えようという考えを抱いた」

 そのうえで、「被告にパーソナリティー症が認められるものの、サバイバルナイフを準備するなど計画性があることから完全責任能力がある」と指摘。

 一方の弁護側は「心神耗弱の状態にあった」として、責任能力が十分ではなかったと主張しました。

 責任能力と量刑が争点になる、この裁判。判決は12月4日に言い渡される予定です。