祖父母など家族3人を殺害した罪に問われている男 犯行の動機は兄への恨みか…日記に「所詮血が繋がっているだけ」初公判で明らかに

 おととし静岡県菊川市で祖父母など家族3人を殺害した罪に問われている男の裁判の初公判が開かれ、証拠調べの中で男が記した日記の内容について明らかになりました。

 起訴状などによりますと被告の男(29)はおととし7月、菊川市の住宅で祖父ら家族3人の首や胸などを刃渡りおよそ11センチのナイフで複数回刺し、殺害した罪などに問われています。

 4日の初公判で起訴内容を認めた被告の男。冒頭陳述で犯行の動機に兄への恨みがあったことが明らかになりました。

 元自衛官で退職してから人に対する殺害願望が芽生え、フランス陸軍の外国人部隊への入隊を望み、フランスに渡ったという被告。

 検察側は「部隊への入隊を邪魔したとして兄に逆恨みをした」と指摘しました。兄への逆恨みを始めたころ被告が記した日記の内容が法廷で示されました。「家族なんでどうでも良い」「所詮血が繋がっているだけ」「放って置くなら徹底しろ」「干渉するな」

 またその後兄に届いたショートメッセージには「なんで俺をフランスから戻した?」「俺を苦しめたかったのか」「二度と俺と関わるな」兄への憎悪が込められていました。

 このほか亡くなった父の遺産相続の手続きが進まなかったことで、兄への憎悪が深まり「兄の大切な人間を殺害して苦痛を与えようという考えを抱いた」と検察側は主張しました。

 一方の弁護側は被告が心神耗弱の状態にあり、責任能力が十分でないと主張しました。

 公判は今後、複数回予定され判決は12月4日に言い渡されます。

祖父母など家族3人を殺害した罪に問われている男 犯行の動機は兄への恨みか…日記に「所詮血が繋がっているだけ」初公判で明らかに