安さのヒミツは『産地直送』…100種の野菜が並ぶ道の駅 珍しい野菜目当てに県外からも 静岡・掛川市 【ちょっとお得な道の駅①】
駐車場に並んだ県外ナンバーの車。平日にも関わらず多くのお客さんで賑わうのは静岡県掛川市の「道の駅 掛川」です。なぜこんなに混雑しているかというと…。
道の駅に100種類の野菜が…
笹村朱里アナウンサー:「最近、値上がりが続いている大根は1本185円。そしてこちらはナスがたくさん袋に入っているんですが、144円と野菜がとてもお得に販売されています。」
記録的な暑さによって今、価格が高騰している「野菜」。こちらの道の駅には100種類にのぼる野菜が売られています。中でも今、飛ぶように売れているというのがダイコンです。
道の駅 掛川 田中秀明事業部長
Q.この価格はかなり安い方では?
A.「大変お得だと思う。味もいい。生でもおでんでもいいし辛味もないので非常に食べやすい」
Q.相場に比べてこの値段はどう?
A.「2割以上は安いと思う」
安さのヒミツは「産地直送」
一時期、静岡市内のスーパーでは1本400円以上で売られることもあったダイコンですが、こちらではその半額で売られています。
Q.この価格で提供できるのはなぜ?
田中さん:「産地直送。間の手間がないので、本当にとれたてで、袋詰めするなり、もう裸で出ていたり、手間をかけずに短時間で(並ぶ)。うちで販売する場所代として、(農家から)手数料は頂いているが、それも掛川市の農業振興ということで、かなり安くしている。そこもこの価格に反映しているかなと思う」
オススメ野菜も
また、より安く提供できるように、手数料のかかる複数のキャッシュレス化はあえて進めず、支払いは現金とペイペイのみに限定しているといいます。そんな“野菜の宝庫”には貴重な商品もありました。
田中さん:「おすすめがこちら」
Q.変わった形をしている。タケノコに似ている。
田中さん:「ミサキキャベツと言って柔らかくて甘みが強い。そして美味しい。これは大人気」
Q.いろいろなところで流通しているもの?
田中さん:「こういった形なので流通していない。箱詰めができない。とれたてはここでしか手に入らない」
安さに加えて珍しい食材も取り揃えているため、県外から来る人も多いようです。
愛知県から:「普段手に入らないものもこちらで買っている」
Q.大根がこの価格というのは?
A.「とても魅力的。うちの方ではこの倍くらいする。サンマを食べるのに大根なしで食べたらサンマがおいしくなかったので、ここで買っていこうかなって。遊びに来て、いろいろなものが手に入る最高の場所。地元の人は幸せだと思う」
カゴから溢れるほど野菜を入れている人もいました。
掛川市民:「料理屋をやっているので、仕入れがてら毎週来ている。安いだけじゃなくて、品質も安定していて、品揃えも良くて味も良いので好んで来ている。お客さんにも評判良い。あまり(人に)言いたくない。(商品が)なくなっちゃうので」
食のプロも太鼓判を押す品質の野菜。「秋の味覚」も目を引く値段になっていました。
Q.柿すごい。6個入って412円。1個100円以下。
田中さん:「キズモノと書いてあるが、ほとんどキズはない」
Q傷はわからない。たしかに多少言われてみればという程度であるが、大きさも立派。色も綺麗。
田中さん:「今出始めなのでこれからものすごく出てくる。(他のスーパーでは)1個あたりこれより小さい形で100円だったのでかなり安くなっていると思う」
他にもシーズンが終盤となってきた栗は1袋257円から、ナスは大きさによって4本から7本入って144円で販売されていました。
Q.今後の野菜の価格は?
田中さん:「これから野菜の出荷が増えてくるので、かなりお得にはなっていくと思う。さらにお安くご提供できるかなと思う」
価格が高騰する中、新鮮な野菜が安く帰る「道の駅」に注目が集まっています。