浜松市が過去最大3960億円の新年度当初予算案を発表 中野市長「地方創生再スタート予算」
浜松市は一般会計で、およそ3960億円の新年度の当初予算案を発表しました。予算の規模は過去最大です。
浜松市 中野祐介市長:「地方創生再スタート予算とでも言うのですかね」
浜松市の新年度当初予算案は、一般会計で3963億円で、今年度より68億円ほど増え過去最大となりました。今回が初めての当初予算編成となった中野市長は、市の最大の課題となっている人口減少対策に向けて「7つの分野」を柱に掲げていて、このうち「子育て・教育」分野では医療負担無償を6歳児まで拡大する子ども医療費助成事業として43億円、「経済産業」分野では位置情報を活用して中心市街地の歩行量を計測するなど活性化事業として2億円あまりを計上。「安心・安全・快適」分野では、甚大化する豪雨災害対策として52億円、能登半島地震をうけた災害対応として、孤立の恐れがある中山間地域などへの備蓄品の増強に7500万円が盛り込まれています。
浜松市 中野祐介市長:「浜松からの地方創生、安心安全な地域を作るという点で、必要な事業はしっかり盛り込むという観点で予算を積み上げた」
これらの政策の財源となる市税収入は、国の定額減税により、今年度より1.7%程少ない1472億円と見込んでいますが、国の交付金で補填していくということです。
新年度当初予算案は、16日に開会する浜松市議会2月定例会に上程されます。