20年間乗った愛車を能登半島地震の被災地に寄付 富士宮市の広瀬郁夫さん

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能登半島地震の被災地で車を無償で貸し出す支援をしようと、富士宮市の男性が活動団体に車を寄付しました。

 富士宮市に住む広瀬郁夫さん。

 能登半島地震の被災地を支援をしようと、広瀬さんの父親を含め家族で20年間乗った愛車を日本カーシェアリング協会に寄付することを決めました。

広瀬さん:
「使い勝手が良くていつも使っているんですが、まあ20年も経つので時々音がしたりとか、故障しそうな感じはあるんです。なので、今度なにか故障が起こったらもう廃車にしようと思っていたんですね。なので、使えるうちに役立ててもらうのがいいかなという風に思いました。」

 日本カーシェアリング協会は、能登半島地震の被災地で車を無償で貸し出す支援を行っていて、1月から全国で車の寄付を募っています。

 車検切れや故障しているものでも寄付することができる「廃車で被災地支援プロジェクト」。

 そのまま乗れる車以外はリサイクル処理をして、パーツなどの金額が活動に関わる車両維持費や、保険料などに充てられます。

 広瀬さんの車もこの後協会が提携するリサイクル業者によって査定されます。

広瀬さん:
「父親の相棒だったので、よく父親と付き合ってやってくれてお疲れ様と。言ってみれば余生ですけど、余生まで役に立ってくれてありがとうと、まあそんなところです。」

 26日までに 全国で161台の引き取りが決まり、県内では広瀬さんのほかに5台の寄付が決まっています。

 車の寄付は、3月31日まで受け付けるということです。