熱海市の復旧計画に反対する被災者らが市長に公開質問状を提出し意見交換会の開催を要望【熱海土石流災害】

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静岡県熱海市の土石流災害で被災し、復旧計画に反対する被災者らが、市長に公開質問状を手渡し、1カ月以内に公開での意見交換会の開催を要望しました。

熱海土石流原因究明プロジェクトチーム 清水浩さん:
「(熱海市は)道路と河川については見直す意思がないと。このままだといつまで経っても復旧も復興もできない状態が続いてしまう」

 熱海市の斉藤栄市長に質問状を渡したのは、現行の復旧計画に反対する被災者らです。

 質問状では道路・河川計画の見直しや、工事の工程表が示せない理由、旧警戒区域の安全性などを質しています。

 そして1カ月以内に公開での意見交換会の開催を要望しました。

自宅全壊・太田滋さん:
「市の方では(説明)したと思っているでしょうが、我々は(説明を)受けたという考えは持っていません。4割の人がまだ(用地を)売っていない、同意していないのは、そういう所だと思っています」

 用地買収の交渉が始まって1年3カ月ほど経ちますが、これまでに買収に応じたのはおよそ6割となっています。