3日からGW静岡県内最大のイベント浜松まつり 5年ぶりに酒類が全面解禁 まつり本来の姿で凧揚げと激練り
あすからGWの連休後半。浜松市では浜松まつりが開かれます。今年は5年ぶりに酒類が全面解禁。関係者も準備に追われています。
「おいしょ~!おいしょ~!」
3日から始まる静岡のGWの風物詩「浜松まつり」。
初子の誕生をお祝いするこの祭りは、「日本一酒を消費するまつり」とも言われています。
ところが去年までは、新型コロナによって“飲酒”が全面禁止となっていました。
かたやま酒店 片山克哉店主(去年):
「まつりとしては成り立つだろうけど、やはり本来の浜松まつりではないのかなと。一個人としてはどうしようもない、そういうあきらめの気持ち」
本来は繁忙期ですが、市内の酒店では売り上げが7割減少。
飲酒の全面禁止は販売店に大きなダメージを与えました。
花の舞酒造では
梅田航平記者:
「明日から始まる浜松まつりでは、5年ぶりに酒類が解禁となります。浜松市にあるこちらのはなの舞では、祭りを目前に最終準備が進められています」
浜松の地酒を作る、花の舞酒造。
3日の浜松まつりに向けて、酒樽の出荷準備に追われていました。
花の舞酒造 商品部 下村昌部長:
「きょうがもう最後の出荷となりますので、きょうで全て終わらせるように今頑張っているところです」
酒樽は3種類の大きさがありますが、最も売れているのは一番大きい72リットルサイズだといいます。
花の舞酒造 商品部 下村昌部長:
「浜松を祝う気持ちが大きいという部分で、一番多きいサイズをご注文いただいているのかなと思っている。樽全体で約300本出荷しているので、多くの方にご賛同いただいて、ありがたい限りです」
コロナ禍と比べて、徐々に売り上げは戻ってきているそうです。
花の舞酒造 商品部 下村昌部長:
「コロナ前まではいかないが、8割9割くらいまでは戻って来ているので、本当に待ってましたという感想です。この5年間、祭りでお酒がないというのはやはり非常に弊社としてもつらい部分はあったし、皆さん待ち遠しかったんじゃないかと」
「盛り上がるといいですね」
出荷された酒樽を追いかけると、浜松市の飲食店へたどり着きました。
開店10周年記念として、常連さんからのお祝いとして送られたそうです。
Q祭りへの期待感は?
「まかしょお!!」香西政喜店主:
「盛り上がるといいですね!」
軽快なラッパの音色と、勢いのある掛け声が3日から浜松市内に響きます。